散歩といっても
車でブラブラだけど・・(笑)
2月と思えないような陽気がここ数日続いている。気持ちの良い日曜の午後、フラッと一人で出掛けてみた。
俺は時々、
こんな里山の風景を見たくなるので、
久しぶりに
生まれ故郷(とは言っても、近いのだけど・・)の周りをブラブラしてみよう。
梅の花も見頃です。
まずは、阿久田家の菩提寺。
「鶏足寺」
1200年の歴史を持つ
古いお寺です。
俺の生まれた家も
何代も続いている旧家であり、
地元では誰もが知ってる家なのです。
でも、昔から身内の争いが多い家柄のようで・・俺も嫌な事がいろいろとあって
母が亡くなってからは帰っていない。
当然、今回も顔は出さない。
(子供達も行ったことが一度もありません)
大好きなお不動様に
手を合わせ、お寺を後にしました。
次は、子供の頃の遊び場。
村の鎮守の神様と言った感じの神社。
「春日神社」
俺が子供の頃は、ブランコやら鉄棒など
子供の遊具が有ったけど、今は撤去されていました。
そして、伝説の
杉の木。
右側の太い木の根本に
ダンボール箱に入っていた
赤ちゃんが捨てられていました。
そう!それが・・俺です。(笑)
その子も、こんなに大きくなりましたとさ、めでたしめでたし。
神社の屋根を見上げると鐘がぶら下がっています。
昔は、火事が起こった時などに
鳴らしていたのでしょうか?
子供の頃、ここまでよじ登り
鐘を鳴らして怒られたことが有りましたねぇ・・。
それに、近くにコンクリート製のドカンがあって、その中に入ったら体が抜けなくなって・・、
「俺は一生、雨の日も風の日も、昼も夜もここでドカンと共に生きるのか?」と思い。悲しすぎて泣きわめいたことがありました。(近所のオジサンに助けてもらいましたが・・。)
・・馬鹿な子供だったのです。
そんな俺が通っていた小学校。
二宮金次郎さんも当時のまま。
薪を背負って本を読んでいます。
今の時代に合うように、
薪を鞄に、本をスマホに変えるべきだと
思うのですが・・(冗談)。
この銅像もありましたねぇ・・。
懐かしい〜。
俺は卒業するまでに
好きな子と、この銅像の前で
銅像と同じポーズで写真を撮るのが夢だったのですが・・夢は叶わなかった。
校舎も何度かリフォームされていますが、この校舎が完成した時に一年生で入学したのです。
一年生の頃の教室。
当時は「1年3組」
完成したばかりの、新しい教室で初めて勉強したのが我々だったのです。
入学式の後に、ここで写真を撮った記憶があります。当時のままです。
児童用の玄関も当時のまま。
今にも当時の友達が走り出て来るような
雰囲気がします。
校庭も、市内で一番広いと思います。
運動会の嫌な思い出が甦ったので
帰ることにします。
学校から出て狭い路地を走っでいると、
前から車が来た。
すれ違うために避けて車を停車していると、対向車の運転手がジーっと見ている。
目つきが悪くて、
髭を生やしている。
・・なんか、ヤバそうな奴だ。
すると、すれ違いざまに
「あくちゃ〜ん。久しぶり〜。元気?」
同級生だった。
「久しぶり、よくわかったね?」と言うと・・
「あくちゃん、全然変わってないよ!」
そうか、変わってないかぁ〜、
お前は変わり過ぎて誰だかわからなかったよ〜! と、言いたかったけど、
「またね!」
と言って車を出した。
でも、言葉をかけて貰えて
俺は凄く嬉しかった。
やっぱり、故郷っていいね!
(凄げー近いけど。 笑 )