シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

中学校の入学説明会

寒い体育館の中、

俺は中学校の入学説明を聴いている。

本当ならば暖房の効いたホールの中で話を聴いていたはずなのだが・・・。

 

「落ちてしまったのだから仕方ない」

 

そんな言葉が頭を巡っている。

 

実際、子供達よりも親の自分の方が

今回の不合格のショックは大きかった。

小学校入学前からヨコミネ式教育を受けて、家では3年先の学習をさせていた。

計算の速さと正確さは学年でもダントツだったし、全ての教科の出来も良かった。

だから中学入試も楽勝だと思っていたのだが・・それは甘かったのだ。

それは、親が今の入試を知らなかったから。確かに、昔の入試だったら合格レベルの成績だと思う。

もっと、早い段階で自分自身が入試問題に目を通しておき、早めに進学塾のお世話になるべきだったのだ。

 

今回の不合格は

親の責任も大きかった。

そう、「親の力」が足りなかったのだ。

 

不合格を知ったその夜、

俺は二人に謝った。

 

 

結局、ヨコミネ式等の幼児教育なんて

何の役にも立たなかった。

ハッキリ言って、時代遅れだ。

中学入試をするのなら、

専門の塾に早い段階で通うのが一番良いと思った。(もう、手遅れだけど)

 

 

「ウチの子は地元中学には行かせません」なんて言ってたのに、今日はその学校の体育館の中にいる。

何だが肩身が狭い思いがする。

 

でも、誰一人

「残念でしたねぇ」なんて言って来なかったのがせめてもの救いだ。

俺は終始うつむき加減で説明を聴いていた。

 

 

説明がどんどん進み、

部活動の説明になったのだが

部の少なさに驚いた。

しかも、野球部3人、ソフトボール部6人って試合も出来ないじゃん。

「なんじゃそれ?」

入れば1年でもレギュラー確定だけど

酷いもんだ。

柔道・剣道・卓球は無し。

いくら少子化と言っても、

これじゃ子供も来たがらないだろう。

 

地元の中学校は市内で一番人数が少ないそうだ。来年度(4月)入学の一年生は50人。少ないねぇ〜。

おそらく近い将来に統合されて廃校になる運命だろう。

 

人数が少なければ、

勉強も丁寧に教えて貰えるかも知れないけど・・・。

 

とにかく、これからは本人次第。

あまり勉強には口出ししないつもりだ。

長女は塾を辞めて中学生活を楽しむそうだ。次女は今まで通り塾に通い更に上を目指すと言っている。

 

まだまだ、人生の通過点。

今回の失敗経験が生きる日も来るだろう。

 

そして、俺は見守るのみ。

 

子供達は、間もなく小学校卒業。

俺は一足先に「教育パパ」を卒業した。

 

 

 

 

ところで、驚いたのが

先月末に校長が急死したらしい。

(きっと、コロワクが原因かもね!)