シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

来年から2年間・・嗚呼。

子供達に「年に1度は学級委員」なんて言っていたら、自分がPTA本部役員に推薦されてしまった。

 

 

入学した最初の年に、PTAの環境委員をやらせて頂いた。主にアルミ缶の回収や、運動会等の休日行事の時の警備等で仕事自体は楽だった。もう、これで学校の役員はやらなくて済むと思っていた。

 

子供達が3年生となった今年は、地区の育成会の役員を引き受けた。

コロナの関係で行事は、ほとんど中止。

内心、申し訳ないけどラッキーと思っていた。

もう、これで小学校の役員はやらなくて済むと安心していた。仕事に集中出来るようになると思っていたのだ。

 

ところが、そうは世間は許してくれないらしい。

少し前に学校から来年度の役員推薦の用紙が来た。

僕はチラッと見ただけで、ゴミ箱に捨ててしまった。(僕のような人は多いと思う)

・・・しかし、なんだか嫌な予感がした。

「誰かが僕の名前を書いたりして・・」と

 

そう思うのには理由もあった。

2年生の時の学年懇談会。

この時に問題児の対応について、長い時間

話をした事があった。

あれを聴いた保護者なら、もしかしたら推薦してくるかもしれない。

少しだけ、不安な気持ちが生じて来た。

 

 

そして、不安は見事に的中した。

 

ある日の夕方、電話があった。

小学校のPTA本部役員の役員推薦委員からだった。「来年度の本部役員を引き受けて欲しい」とのことだった。

なんでも僕を推薦した人が多数いて、断トツの1位らしい。しかも、驚いたのは他の学年の保護者からも推薦があったようだ。

 

嗚呼・・。

「これって引き受けないとダメなのでしょうか?」と言うと、

「これだけ推薦された方は、今までいないくらいです」と言われてしまった。

何故なのだろうか?

やはり、2年の時の懇談会の話を聴いたからなのか?

それとも、学校行事に何時も参加しているから?

・・でも、ウチはひとり親。

ただ、ただ、子供に寂しい思いをさせたくなかったから参加していただけなのに・・。

時間に都合の付く、教育熱心なお父さんだと

思われてしまったのかもしれない。

それに、このブログやフェイスブックの投稿を見ている人も少なくないようだ。

「お願いします」と何度も言われる。

 

「参ったなぁ」と思いながらも、自分自身の勉強にもなり、得るものも多いだろうと思い

引き受ける事にしてしまった。

 

任期は2年。後半の1年間はPTA会長。

(おい、おい、大丈夫か?)

ウチの子供達が5年生になってしまう。

 

誰が僕の名前を書いたのだろうか?

気になる、気になる、非常に気になるぞ!

 

電話のやり取りを見ていた子供達が、

「お父さん、どうしたの?」と気にしている。

 

電話が終わり暫くの間、「参ったなぁ・・」と言いながら髪の毛を何度も掻き上げていた。

そう、僕は困ると髪の毛を掻き上げるクセがあるのだ。

「お父さん、照れてる」と子供達は言っていた。(照れてないって! 困ってるの!)

 

僕は子供達に「お父さんにPTAの会長になって欲しいんだって・・」と言った。

すると、「えぇ〜っ!」と驚く子供達。

「じゃあ、運動会とかで挨拶とかするの?」 と訊いてきた。

「そうなるねぇ・・それに入学式や卒業式もね!」

二人は顔を見合わせて笑っていた。

そして、「お父さん、大丈夫?」と言ってきた。なんだか、亡き妻と話をしているようだった。

 

不安な気持ちも当然ある。

役員には嫌な思い出もある。

 

それは、子供達が保育時代に保護者会の本部役員を引き受けた事があった。

子供達が年中児(4歳)の時だった。

楽だからと勧められて副会長を引き受けてしまった。

会長も男性だったので、気が合うのかな?とも思ったのだが・・。合わなかった(笑)

・・それに、楽な事は一つもなかった。

 

納涼祭の打ち合わせがあったのだが、毎回、

無駄話で話が進まない。

何時も終わるのは夜の7時過ぎだ。

他の役員は、子供の世話を旦那さん(奥さん)や祖父母が見ていたようだが、ウチは

そうはいかない。

毎回、帰ってから忙しい思いをした覚えがある。

しかも、まだ4歳の子供達。・・夕食を用意して食べさせ、お風呂に入れる。寝かし付ける。

正直、かなりキツかった。

それが2ヶ月、週に1回あったのだ。

 

それに、せっかく決まった事も、会長の奥さんの意見で決め直しが何度もあった。

何の為の会議なのか?・・毎回、そんなことを思っていた。時間の無駄だった。

 

色々とあって、あの時は途中で役員を投げ出してしまった。勿論、その年の納涼祭には参加はしなかった。 (子供達には申し訳なかったのですが・・・。)

それ以降、この時の役員の方々には無視され続けましたけどね・・(笑)

今は学校が別々なので、顔を合わす事は無くなったので良かったと思っている。

 

だから、もう役員(本部役員)は引き受けないと決めていたのだ。

 

 

しかし、今年は育成会の役員を引き受けたのだが、あんなダラダラした打ち合わせはしていない。

みんな、忙しい中、時間を割いて来ているのだ。それぞれの人が時間を大切にしているのが解る。

と言うか、これか当たり前なんだと思う。

会議は時間を掛ければ良いってものでは無い。やり方次第だ。

それに簡単な確認は全てLINEでのやり取りで

済ませている。

 

 

今回はせっかくの話だ。

楽しみながら、やってみようと思う。

改善したい事も山程ある。

それに、ひとり親がどこまで出来るかを

証明したい気持ちもある。

 

また、何よりも子供達の記憶にいつまでも残る事と思うのです。

 

「ウチのお父さん、PTAの会長をしていて

下手くそな挨拶していたっけね!」

なんて、父の思い出話を将来するかもしれませんね!