子供の頃、こんな事を言われたこと有りますか?
「🎵いーけないんだぁ、いけないんだぁ、先~生に言っちゃおーっ🎵」
人と違う物を持っていたりすると、直ぐにはじまる。
だいたい言う子はいつも同じなんですよね!
決まって成績はそれ程良くない。
何故ならいつも他人が気になって学習に集中出来ないからだ。
僕も子供の頃はツマラナイ事で言い掛かりを付けられたものでした。
今の時代でもあるようで・・・。
2学期が始まって、双子の姉の莉緒は新しい筆箱を学校に持って行ったのです。
新しい学用品を使う時って、自然とモチベーションも上がるものだ。
嬉しくて筆箱を見ていると・・・。
「その筆箱、駄目なんだよー!」とクラスメイトの女の子から注意されたのです。
すると、それにつられて数人の子が、「駄目だよ!それ。」と言ってきた。
莉緒はそんな言葉を無視しながら1日過ごしたようで、僕が学童に迎えに行くと、
「お父さん、あの筆箱駄目なんだって!」と
ションボリしながら言ってきた。
「何で?」
「うーん、消しゴム用のドアがあって、鉛筆削りも付いてるからだって・・」
そんなので駄目なの?と思った。
莉緒は納得嫌いいかない表情だったので
「先生に電話して聞いてみようか?」と
言うと・・「聞いてみて!」と即答。
先生に電話をしてみた。
先生は「実物を見ないと何とも言えないので
明日、見せて下さい」と言った。
「明日、先生が見せてだって。それで先生が良いか、悪いかを判断するって!」と莉緒に伝えると先生が判断してくれる事に納得したようだ。
翌日、駄目な時のために古い筆箱も一緒に持たせた。
「駄目ならこれを使いなよ!」と言うと
「きっと、駄目だろうなぁ・・」と気分は諦めモードになっていた。
しかし、どうして学用品くらいで
こんなに細かいルールがあるのだろうか?
(入学の時に説明があったのか?、忘れてしまっている自分)
キャラクターものだと授業に集中出来ないから?
多機能だと授業集中出来ないから?
・・どうせ、理由なんてそんなところだろう!
でも、授業に集中出来ない子供は学用品を変えたくらいで変わる筈がない。
そんなもので変われるのなら苦労はしないだろうと思う。
そして、夕方に学童に迎えに行くと
「やっぱり駄目だって・・。」
「そうかぁ・・仕方ないね!」
駄目な留守理由は
①、消しゴムが別収納。
②、鉛筆削りが付いている。
③、デサインが派手。
と、連絡帳に担任の先生からの説明が書かれていた。
(これが、学校のルールで使用不可の筆箱、仕方ないので学童で使う事に・・))
予想していた通りだった。
昔、誰かが決めたルール。
どう考えても意味の無いルールだ。
莉緒は少しくやしそうな顔をしていたので
「6年生で児童会長になって、こんなおかしなルールを自分達の力で変えてしまえ!」と言って励ました。
(ここまでは、FBで投稿した内容です)
しかし、莉緒には納得出来ないこともあるのだ。
「何で。真優のは良いの?」と・・・。
ウチは双子。双子だから学用品もほぼ同時に
新しいものに変える事が多い。
今回の筆箱も2人同時に変えた。
真優のものは消しゴムの収納は別ではないが
鉛筆削りが付いてる。
デザインも派手な感じだ。
(全く問題無く使い始めた真優の筆箱)
それなのに誰にも何も言われていない。
きっと、莉緒が真優のものを持って行けば
また「いけないんだぁーっ!」と言われるだろう。
それに今までも筆箱に限らず、キーホルダーや、その他の持ち物で文句を言われるのは莉緒ばかり・・。
何故なんだろう?
「なんで何も真優は言われないの?」
すると、しばらく考えた後に
「勉強が出来ない子に教えているからかな?」と言った。
なーる程、確かに昔もそうだった。
スポーツが出来たり、勉強が出来る子は
あまり絡まれる事はなかった。
要は、言いやすい子にだけ言う一種の攻撃かも知れない。しかも、ルールが曖昧なものだから尚更だ。
そんな曖昧なルールでも守るのは当然のことだ。ルールなのだから。
しかし、おかしいと思いつつ、ただ従うだけ
でよいのだろうか?
僕は子供達には疑問を持って欲しい。
そして、ルールを変えるくらいの行動力を身に付けて欲しい。
中には、「いけないんだぁーっ!」と注意をした子供を誉める人も少なくないだろう。
「○○ちゃん、良く注意できたね!」と。
それは、それで結構なことかも知れない。
しかし、そんな子供は何も考えずに従っているだけ、そうして大人になれば立派な指示待ち人間の完成となることは間違い無いでしょう。
これから将来、現在の仕事の何割かは消えることになるだろう。
特に、製造現場では人は要らなくなる。
(既に要らなくなってますね!)
今までのような、与えられた事だけをこなす
人間では生き残れない時代に入っている。
これからの時代、自ら考え行動出来る子供を
育てなければいけないと思う。
僕は入学後にいつも言っていた。
「先生の言う事は全て正しいとは限らないんだよ! だから、おかしな事は「おかしい」と言える子供になってね!」と。
でも3年生になると、しっかりと洗脳された子供も出てくるから、それらを相手にすることの方が厄介だろう。(相手にしなければ良いだけなんだけど・・)
今回も「そんな子育てでは子供が我が儘になる」とご指摘も頂いた。
しかし、僕の方針は変えるつもりは全くない。(僕の方針に子供が疑問を持つ事も想定内だ)
些細な出来事ではあったが、いろいろと考えさせられた出来事でした。
(ルールに従って、シンプルな筆箱に変更しました。・・親にとっては余計な出費だ)