シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

僕が目標としたお父さんの話

誰にだって、どんな事でも

目標とする人がいるだろう。

「あんな風に格好良くなりたい」

「〇〇さんみたいに仕事が出来たら」とか

「△△さん家のような家庭を築きたい」

「こんな父親(母親)になりたい」

なんて、誰でも思うでしょう?

 

僕も、「あんな父親になりたい」と思う方がいたのです。

僕よりも一回り以上若いお父さんでしたが

素晴らしいお父さんでした。

一人親となった頃、密かに目標とさせて頂いたのです。

 

 

彼を初めて見たのは6年前だったかな?

妻が亡くなり、一人で子育てをしなければ

ならなくなって、将来の事、子育ての事、

悩んでいた頃だった。

その頃は、笑顔も忘れる程の慣れない事の連続だった。

きっと毎日、しかめっ面をしていたと思う(笑)

 

 

 

そんな最中に彼を保育園のお迎えの時に見かけたのだ。

年齢は僕より遥かに若くて(園児の親で、僕より年上を探す方が難しい)

長髪で口髭を生やした風貌だったが、何よりも楽しそうだったのです。

子供の荷物を担いで、微笑みながら子供が遊んでいる姿を見守っている。時には、一緒に走り廻って遊んでいた。

それが、いつ見ても楽しそうだった。

 

僕にはその姿が衝撃的だった。

大げさかもしれないが、父親と言うものの、固定観念が崩れて行くのを感じた。

素直に「良い父親だなぁ」と思った

「きっと、お子さん達もお父さんと一緒にいるのか楽しいのだろうな・・」と誰でも思える光景だった。

 

僕は頻繁に彼の姿を見るようになり、いつしか「こんな父親になりたい!」と目標にするようになったのです。

僕の年齢になると、なかなか自分より若い年齢の人を目標にすることは無い。と言うか、

若いと言うだけで下に見たり、認めない人間は残念ながらまだまだ多い。

 

でも、子育ては年齢なんて関係無いと思う。

いくら年齢を重ねた人でも、奥さんに任せきりの人は何も出来ない。

そんな人が何を言っても、中身が無い。

僕は、子育てもしていないくせに知ったかブリをする爺さんは嫌いだ。自分もそうにはなりたく無い。(素晴らしい方も居ますが・)

そんな、年上の先輩方には全く影響を受ける事はなかったが・・

若くて、良いお父さんには影響を受けた。

特に、運動会の時の彼は素晴らしかった。

彼は卒園アルバム編集委員だったらしく、

運動会の様子を写真に収めていた。

競技中にグランド内を走り回り、子供達の

決定的瞬間の表情を写真に撮っていた。

その熱心な姿を尊敬したものでした。

 

その姿を見て、「笑顔、笑顔ならば真似が出来る!」と思ったのです。

それに、何よりも大切なのは子供目線になること!・・きっと彼は、何時でも子供の目線に立って接していたのだろう。

言葉は交わさなくても、彼からはたくさん学ばせて頂いた。

休日の日など、スーパーで見かけたりもしたのだが、本当に楽しそうだった。

 

その後、彼のお子さんもウチの子供達も

同じ小学校、同じ学童だったのですが、

今年の9月に引っ越しをして、お子さん達も転校してしまった。

きっと彼のこと、今でも笑顔でお子さん達と過ごしているのでしょう!

 

僕も彼から学んだ事を実践している。

さすがに子供と走り廻ったりは出来ないけど、「笑顔」だけは心掛けている。

そのおかげで、「優しそうなお父さん」と

思ってくれる人も多いようだ。

 

先日も、子供達の学童の先輩(5年生)が

「優しそうで、勉強も教えてくれてカッコ良いお父さんでいいなぁ・・」と言っていたらしい。とても嬉しく思いますね!

これからも笑顔を絶やさないようにしたいものです。

 

で、「いいなぁ・・・と言われて何て言ったのかな?」と子供に訊ねたら・・

 

「あんな風に見えて、本当は怖いよ〜」と

その先輩に言ったそうです。(笑)