「年に1度は学級委員をしてみょう!」
双子の娘が小学校に入学した時に、僕が言った言葉です。
学級委員は、クラスをまとめる
リーダーですね。
それに、人前に立って話す事も多いのです。
そうなんです。
僕は、子供達に人前でも物怖じせずに話が出来る子になって欲しい。
そんな願いもあって、「学級委員をやってみょう!」と話していたのです。
1年生の時は学級委員(係り)は無かったのですが、2年生になると「学級係り」がクラスの係りに加わったのですが、ウチの子はジャンケンに負けて出来ませんでした。
そして、3年生になった今年は
念願?の学級委員に、双子の妹の真優が
なったのです。
ウチの子は二人とも恥ずかしがり屋で、照れてモジモジしてしまう事が、多かったのですが・・先日の話。
真優のクラスに1ヶ月間、教育実習生が来ていた。教育実習の最終日にクラスで「お別れ会」を行ったようです。
そこで、学級委員の真優が司会と進行で
会を進めたそうです。
ランドセルの中から台本が出て来たので
内緒で見て見ると・・なかなか、素晴らしい内容で楽しいひと時を過ごせたようです。
「上手に出来たかなぁ?」と僕が訊いたら
「うん。まあまあね!」と満足そうな顔で答えました。
「凄いね!司会と進行って」と言うと・・
真優は「お父さんもやった事ある?」と言って来た。
「うーん、お父さんはねぇ・・」と言って思い出してみたけど・・小学生の時は無い。無かった。
それどころか、僕は小3の頃は
吃り(どもり)が酷くて大変な頃だったのだ。
二人に吃り(どもり)の話をしたのです。
僕は1年生の頃まで、お喋りか好きな子供を
だった。親からも「うるさい」と良く言われものでした。
2年生の頃、クラスに吃り(どもり)の子がいて、僕は面白がって真似をしていたのです。
・・すると、吃り(どもり)って感染するのか?どうかは分かりませんが、僕は吃りになってしまったのです。
その後、吃りは酷くなる一方でした。
吃り易い言葉もあって、僕の場合は
「あ」から始まる言葉だった。
「あ」・・から・・
そうなんです。僕の苗字は「あ」から始まる。だから、自己紹介の度に吃りまくっていました。
名前を訊かれるのも嫌でしたね(笑)
それに、国語の時間が一番辛かった。
教科書を授業で読む時など、先生に指されるとクラス全員が僕の吃りを期待して笑うのだ。・・今でも嫌な思い出だ。
だから、当時の僕には司会進行なんて、
やりたくも無いことだったのです。
しかし、5年生になると
自分で吃らないように工夫するようになった。「あ」から始まる言葉の前に、「わ」を誰にも聞き取れないような小さな声で発音して「あ」に繋げるようにしたのです。
・・これが、成功したのです。
少し、「ぅ・あ」と聞こてしまうのですが、
これが自信となって吃る事は少なくなっていったのでした。それに、ゆっくりと落ち着いて話す事を心掛けました。
二人には「周りに吃りの子がいたら、決して馬鹿にして真似をしてはいけない」
(吃りに限りませんけどね)
「お父さんはバチが当たって、吃りになってしまったんだ」と話をした。
そんな僕ですが、
仕事では朝礼の司会や、プレゼン等を
こなして来ました。
自分の卒業した高校でも、職業講話をさせて頂いた経験がある。
・・しかし、未だに時々、言葉が詰まって
しまうことがあります。
しかも、前日から落ち着かない気持ちになるし、苦手なんです。
人前で話すことは、慣れないと勇気が必要かと思うのです。
小学生の時から、経験していれば
必ず、その後の人生にプラスになることでしょう。特に、これからの時代は重要ではないでしょうか?
双子の姉の莉緒は、学級委員はまだやってません。でも、授業中の発言は多いそうです。
二人ともこの調子で頑張れ!
と思っています。
今日も何やら子供新聞を見ながら、二人で
「あーだぁ、こーだぁ」言ってます。(笑)
あと、書き忘れました。
「年に一度は表彰状」とも言いました。
今のところ、年に一度は表彰されています。