シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

夏休みの先生との面談

夏休みに入ってから数日後、学校で担任の先生との面談があった。

今年はコロナの影響で家庭訪問も無かった。

なかなか担任の先生と話す機会も少ないので

希望者だけがの面談だったのだが、行ってみることにしたのです。

 

午後の暑い時間、学校を訪ねた。

3年生の教室の廊下には、6月に始めたばかりの習字の作品が掲示されていた。

「土」と書かれた作品は、どれもみな下手だった。(笑)

「これからだね!」と独り呟いていると。

1組の先生がやって来た。

(1組は莉緒のクラス)

先生は昨年は6年生の担任で、子供達曰く

「学校で一番厳しい先生」らしい。

挨拶を交わして腰を下ろした。

 

先生は開口一番に

「やっぱり、莉緒さんの方が心配ですか?」と訊いてきた。

・・いきなり、こう来たか!

「・・そんなことはありませんよ」とすかさず答えたが、僕は内心、彼女の人間関係が心配だったのだ。上手くクラスの仲間と付き合う事が出来ているのか?

神経質な点もあったからだ。

(それに先生は昨年は6年生の担任、受験の話も訊く目的もあったのだ)

 

しかし、先生の見方は違っていた。

僕が莉緒の学習を心配して来ていると思っているらしい。

先生は、休校中に希望登校した時の学習を見て、真優よりも遅れている莉緒を見て僕が心配していると思っているらしい。

 

実際、全く心配していない。

(遅れていると言っても4年生以上の計算能力もある。しかも、国語に関しては真優よりも強い。)

 

先生は、真優が6年生の問題を楽々と解く姿に驚いたらしい・・。

「お父さん、公文とかをやらせているのですか?」と質問された。

「いや、私が教えています」と言うと驚いた表情をした。

すると、「お父さん、2人を比べたりしていませんか?」

「いやいや、比べても意味がありませんよ!それに、2年生の問題が出来ないのならば遅れているでしょうが、6年生の問題はできなくて当然ですから・・」

 

「それに今日は、彼女の学校での様子が知りたくて来たのです。」

すると、友達とも仲良く付き合っているらしい。それに驚いたのは、掃除や人の嫌がる事を自ら進んで行っているそうだ。

(家では何もやらないのにネ!)

 

更に先生は

「これを見て下さい」と壁に掲示してある絵を見せた。

国語の授業で短歌と俳句をやった時、その情景を絵に描いたものだった。

みんな、木に蝉の絵、(芭蕉の句かな?)山の絵などが多い中、

紫の花の絵があった。莉緒の絵だ。

その絵は異彩を放っていた。

「お父さん、素晴らしいと思いませんか?

本の挿絵になるような絵ですよ!」

僕は驚いた。普段から絵が好きで描いていたけど、こんなに素晴らしい絵が描けるなんて!   きっと、母親に似たのかな?

 

先生は、「お父さん、国語や算数も良いですが、莉緒さんは良いものをたくさん持っています、是非、才能を伸ばしてあげて下さい」

と言って下さいました。

 

1組が終わり、今度は真優の2組。

既に先生が待っていた。

開口一番、「いやぁ~凄いですね!」

僕は「はぁ?」

「計算が凄いです。今の6年生が解けない問題をスラスラ解いて・・驚きました」

僕は何て言ったら良いのか分からず

「ありがとうございます」と言うしかなかった。

授業中も問題を解くのが速いそうなのですが・・

「速いのは良いのですが、間違いも多いですよね!」と僕は言った。

すると、先生も「そうなんです。勿体無い結果が多いですね・・。」

・・やっぱりだ!

何でも速くやれば良いと思っているのです。

その結果、間違いも多い。

「家でもじっくり考えて!」と注意しているのです。

でも、性格なんだろうか?

先生も「じっくり考え、見直しが出来れば完璧でしょう!」と言って下さいました。

 

それと、意外にも真優は休み時間に外で遊ぶ事が少ないらしい。

教室で本を読んでいたり、大人しく過ごしているそうだ。(う~ん、イメージと違う!)

1人ぼっちの孤独ではなくて友達も多くて

自然に仲間の中心になっているようです。

 

そして、またまたの驚き!

1組の先生も莉緒に付いて言っていた事と

同じく、やはり真優も率先して掃除や片付けを指示しなくても行うそうだ!

 

2人とも同じ事を誉められたのです。

家庭での姿と、学校での姿のギャップに

驚くばかりでした。

親が思っているよりも、外ではしっかりやっている事に感心しましたね。

 

それに双子で生まれて、同じ環境で育って来ましたが、ここに来て個性が分かれました。

先生も「2人を同じ物差しで比べてはいけない」と言っていましたが、その通りだと思います。これからは2人に合ったたくさんの物差しで、それぞれの成長を測りたいと思いましたね!

 

そんな話で担任の先生との面談は終わったのです。今回の面談は「教育相談」だったのですが、会話の中で全く相談していなかった。

でも、子供の学校での様子を知ることは、親としての必須事項だ。

普段の家庭とは違う姿に驚く事も多いと思います。

仕事の関係で参加した人は少なかったようですが、是非、機会がありましたら参加してみて下さい。

新たな発見と感動があるかも知れませんよ!

それに家庭訪問よひも、このスタイルの方が絶対に良いと思います。

家に先生が訪ねて来ると、色々と気を使って大変ですよね?

 

 

ところで中学受験。

かなりの難関のようで塾は必要らしい。

先生が「もし、1人しか合格出来なかったら・・?」と質問された。

もちろん、僕の答えは

「落ちた方は地元の中学」と答えると

「そうなるとお父さん、大変ですよ!」と

先生は言っていましたが・・。

僕はそんな事はヘッチャラです。(笑)

何とかなるでしょう!

 

・・とは、言っても凄く大変なんだろうなぁ

と内心不安です。

あと3年。

計画通りに進めれば・・と思う父でした。


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英語も頑張ってますよ!