2年生の1学期が終わった。
通知票を見てみると、中々の評価だった。
特に真優は計算の速さが断トツで群を抜いていると書かれていた。
双子でも全然違うと何回か書いた。
ホントに違うものだ。
真優は算数が得意で特に計算は速い。しかし、国語は今一つだ。
逆に莉緒は国語が好きなようで字も綺麗に書いている。しかし、算数は苦手。
時々、思った。
この2人が双子に成らずに1人で生まれて来たら・・無敵だったのでは?
なんて時々思ったりもする。
でも、人間だから苦手が有って当たり前、
完璧な人間なんていないのだから。
今は苦手を苦手と思わずに、楽しんで欲しいものです。
夏休みが始まると昨年同様に毎日朝から学童に行く。
苦手な話が出ましたが・・2人は算盤も余り得意では無いのです。
毎日、学童で算盤と暗算、それに国語と算数の学習。プラス自主学習を行う。
学習時間にするとかなりの時間だ。
この時点で
莉緒・・珠算13級、暗算9級
真優・・珠算11級、暗算8級
2人もと他の2年生よりも遅れてしまっているのかも知れない。
目標は1級。まだまだ遠い道のりだ。
この夏休みは算盤と暗算に力を入れるように
指示したのです。
特に莉緒には1年生に抜かれないようにと注意した。
この夏休みも学校の国語と算数の課題を早々と片付けた。夏休みでも学校に行く時間と変わらずに家を出て僕が仕事に行くついでに学童まで車で送る毎日。
お陰で生活のリズムは崩れる事は無い。
今の子は夏休みでも、家でダラダラしていられません。(特にウチのような家庭では)
学童に通っていない子でも、塾や習い事に忙しい毎日のようです。
本当なら夏休みならではの経験をさせてあげたい。
・・しかし、この年の夏は春から続いている僕の体調不良でアウトドアは難しい。
旅行も厳しいと思った。
(やっばり年には勝てないのかなぁ?)
そこで、考えた!
「今まで経験したことの無い事をやってみよう!」
何でも良いのだ。
あくまでも体験することが目的だ。
それなら遠出をしなくても充分に出来る。
週末毎にチャレンジ・・良いかも知れない。
夏休みに入ってからは毎週チャレンジ。
ボーリング。
卓球。
マウンテンバイク。
座禅。
山登り。
料理。
マウンテンバイクの練習もしました。
初めてのボーリング。
どれもとても楽しんだ。
この夏休みは地味ながらも内容の濃い日々を過ごしたように思います。
「何事も経験」とは良く言いますが
正にその通り。
「初めてやったのは2年生」と後々言える。
でも、「これをやってみたい!」と強く思うものが無いのだ。
中の良い同級生は卓球を始めたり、
金管バンドに入ったりしている。
スポーツでも、音楽でも良い。
親としては勉強以外に何かに熱中して欲しいと思っている。
このままでは「ガリ勉ちゃん」になってしまう。
一度、こんな事があった。
2年になったばかりの4月に金管バンドの募集があった。
以前から興味の有った莉緒に勧めてみた。
すると、「うーん、やってみようかな?」
(おっ!前向きに考えているではないか!)
・・と思った瞬間!
「真優は?」と莉緒が訊く。
すると、真優はあっさりと
「やらないよ!」の一言。
(おいおい・・)
真優の一言で、莉緒は・・
「じゃあ、やらな~い」になってしまった。
いつもそうだ!!
どちらかが、やる気になると
片方が「嫌だ!」で話が終わってしまう。
それで結局、何もやらない。
やっぱり、2人で一緒が良いのだろうか?
お母さんのお腹の中から一緒だもんね!
でも、なかなか2人のやりたいものが一致することは無い。
親として出来ることは、
いろいろな世界を見せてあげることしか、出来ないのです。
その中で興味の沸いたものを、やってみれば良いのです。
(決して、「アレをやれ!」と命令のような事は言いたくない。)
本人達がやりたい事をやらせる。
それが一番だ。