学校生活にも慣れ始め、毎日その日の出来事を夕食の時に話してくれる。
「○○して遊んだ」とか「○○ちゃんと仲良くなれた」とか微笑ましい内容が多い。
しかし、姉(莉緒)のクラスに困ったちゃんがいるらしい・・。
普段は大人しいのだがキレると暴力を振るう
誰彼構わずに殴る、蹴る、モノ(凶器)を使うらしいのです。
クラスの半数程の子供がヤられているらしいのです。
「莉緒は大丈夫?」と訊くと
「大丈夫だけど・・」
「相手にするんじゃないよ!」と何時ものように言ったのです。
【何時ものように】・・学校にはいろいろな子供がいる。中には発達障害←(この表現は使いたくないのですが)の子供。勉強の邪魔をする子供・・。いろいろな子がいるが、嫌な子は全て無視して相手にするな!と何時も言っていたのです。
そんな中、入学後始めての授業参観があったのです。
今回の授業参観、僕には《重要な目的》があった。それは少し変わった目的・・要注意人物のチェックなのです。
関わってはいけない子供を探すのです。授業中の態度、行動を観察すれば直ぐに分かる。幸い全員の机に名前が貼ってある。
顔と席順を覚えておいて、授業が終わったあとに名前を確認すれば良い。
両方のクラスのチェックだ。・・こんな事をする親も少ないと思うし、不愉快に思い非難する人もいるだろう。しかし、やらねばなるまい。自分の子供のためだ。
授業参観は給食後の5時間目。
その日は給食の試食会もあったが、それはキャンセルした。・・なぜなら僕は牛乳が嫌いで飲めないからだ(笑)
ただ、それだけの理由だ。
しかし、殆どの保護者は参加していた。
寂しい思いをさせてしまった事を反省した。
授業が始まった。
双子で2クラスなので、平等に時間を計りながら半分ずつ観ることにしていた。
(以降、ずっとこんな感じで半分ずつです)
先ずは姉のクラスの1組。
ベテランの先生でテンポ良く授業が進行していく。子供達の関心を掴むのも上手い。
ウチの子もしっかりと授業を受けている。意外と姿勢正しく真面目な印象を受けた。(よしよし、いいぞ!)
・・しかし、全く授業を聴いていない子がいた。机の中から関係の無い物を取り出して遊んでいる。(昔なら先生に怒られた) なのに先生は注意しない。それが今の教育なのか?
・・よし!コイツ、チェックだ!
それと、キレて暴力の子は名前を聞いていたので良く観察してみた・・が、真面目に見える!? 良く分からないものだ。
などと考えていたら時間になってしまった。
続いて妹のクラスの2組なのだが・・廊下に出て絶句した!!
なんと、廊下に座りこんでペチャクチャ話している親がいた。(論外だ!!)
2組の教室に入ると騒がしい。
(何なんだ?)
直ぐに分かった!
子供がうるさいのでは無い。
親がうるさいのだ!(これには呆れました)
・・暫く授業の様子を観ていたのですが、どうしても気になる。明らかに授業の妨害だ!
そして、遂に、言葉が出てしまった!!
「静かに出来ないのですか? 子供達が勉強しているのです。話がしたいのなら外でして下さい。迷惑です!」と言ってしまった。
・・一瞬、静まり返る教室。
しかし、それは一瞬だった。
また、ペチャクチャと話をしている。
どうやら日本語の分からない方ばかりのようだ。これが親じゃ子供もどんな子供なのか見なくても分かる。余りにも酷い。
こんな親とは絶対に関わりたくないと思ったのです。(隣の1組の親とは全然違ったのも不思議だった!?)
さりげなくどの子の親なのかチェックした。
・・すると、やっぱり!って感じだった
今まで保育園の保育参観でも、こんな親は見たことが無かった。さすがにショックでしたね!
授業が終わり、帰りの会。
ランドセルや荷物をみんな自分の席に運び、
席に着いている。
中には母親に「ママー、ママー」と抱きつき甘える男子・・。なんだかなぁ・・。
こんな男の子が将来、「結婚させて下さい!」なんて挨拶に来たら絶対に許さない!と思った(笑)
日直は我が子が何か言ってました。
(廊下で隣のクラスの親がうるさくて聞き取れなかった)
「さようなら~」の声と共にドバーッと出て来た子供達に圧倒されて始めての授業参観は終わったのでした。
家に帰ってから2人に注意!忠告。
● 掲示物に書いてあった名前が「ひらがな」 だった。必ず感じで書くこと!!
(その後、ひらがなで書いてあると僕は怒るのでした)
● 授業参観でチェックした数人のクラスメイトの名前を伝えて「関わらないように!」と忠告した。・・2人とも既に分かっていて避けていたようです。
授業態度は姉の方はGood!でしたが、妹は
「ヤってられねー」感、満載・・。しかしそれには理由があったのだ。彼女はやることはしっかりやっていた。ただ、問題を解くのが速かっただけ。学習内容も簡単で退屈だったのだ!
今までは何をやっても姉に勝てなかった。
しかし、追い越すのも時間の問題のように思えてきた。実際、夏休み前には追い越してしまい、2年後には大差をつけることになるのでした。
初めての授業参観の次は「初めての家庭訪問」が待ち受けている。
そこで、ベテラン先生と僕のバトル?が起こるのでした!
つづく