シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

3才の頃の双子ちゃん①

3才年少組(空組)スタート。

真新しい体操着を来て登園した。みんな同じ体操着を着ているだけで成長を感じる。

新しい担任の先生は、二人の大好きな先生だ。・・先生が早朝当番の時、いつも泣いていた二人を優しく迎えてくれた。いつも元気で笑顔の素晴らしい先生だ。

昨年は年長クラスの担任で、子供達の能力を

最大限に引き出す技術を持った先生だと、感心していた。

あの時は、子供達よりも自分が嬉しくなって

しまいました。

 

 

そして、入園(進級)式が始まり、制服を着た年長、年中組に続いて体操着を着た年少組の入場。見ていて自然に顔が綻ぶ。

続いて2才児以下の子供達。泣いてる子もいるが、それもまた可愛いものだ。

 

今日から新しいスタート。

子供達もたくさんの事にチャレンジする。

僕は、これからはなるべく保育園行事に参加しようと決めていた。(昨年は、ほとんと参加していなかったのです。)

 

保育園での生活は、朝の駆け足に始まり

鉛筆を持っての学習やビアニカの練習。

それに、今までよりも運動の時間が増える。

大好きな逆立ち、ブリッジ、マット運動等々。

そして家に帰ってから、それらを披露してくれる。

たくさん運動をして疲れているのか、眠りに就くのが早くなった。

 

 

子供達が寝た後は、洗濯と部屋の片付けなど家事を行った。

その日の物は、その日のうちに片付ける。

(僕がいつも心掛けていることだ)

特に洗濯は汚し盛り盛りの子供達の物だけでも結構な量だ。朝は忙しいので、夜のうちに

外に干していたが・・。

 

ある日、洗濯物を取り込んでいると異変に気付く。    洗濯物が少ないのだ!

「風で飛ばされたのか?」と一瞬、思ったが違う。  子供のだけ少ない!!

確認すると・・・・

子供の下着、体操着の半ズボン、保育園で給食の時に着るスモック   が無くなっている。

「・・・・やられたな・・。」

盗まれたのだ!!

「まさか!  こんな幼い子供のものを!」

信じられない気持ちのまま

警察に電話したのだ。

 

警察が来て、いろいろ調べている。

「多いんですよ!この辺りは」

「でも、こんな子供の物を・・。」

盗まれた物を警察官に伝えながら話をしていた。

「マニアがいるんですよ」

「信じられないですねぇ・・」

 

自分の暮らす町に幼児の服や下着を盗む輩がいるのに怒りを感じると共に、同時に怖さも感じた。

「ウチには妻も、年頃の娘もいないから」と油断をしていたのもいけなかった。

この日を境に、夜に洗濯物を干すのをやめた。下着類は外から見えないように隠すようにした。

そして、未だに洗濯物は帰って来ない。

犯人も捕まっていない。

僕にとってはショックな出来事でした。

 

 

そんな事件の後、保育園では行事が続く

まずは、去年行けなかった「遠足」。

「今年は絶対に行こう!」と約束した通り

朝からお弁当を作った

今年は娘達の「顔」のお弁当。

去年よりも楽に作れた。これも慣れだろう。

バスに乗っての遠足。とても嬉しそうな二人。バスの中で逆立ちしてしまう程だ。

目的地でたくさん遊んで来たのでした。

 


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ポニーに乗ってゴキゲン


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二人の顔をお弁当にしました。

 

 

そして、次は「保育参観」。

去年まで一度も行った事がなかった・・。

僕にとっては、初めての「保育参観」

遠足の時にも思ったのだが、お父さんの姿が多い。仕事を休んで来ているのだろうか?

それには正直、驚いた!

今の時代、父親も積極的に子育てに協力しているのだ。

子育ての全てを、妻任せにしていた自分が情けなく思え反省した。

 

すでに教室には、たくさんの人達がいる。

僕は、そーっと隠れるように中を覗いた。

二人は先生の方を見ながらも時々、周囲の様子を伺っている。

きっと僕を探しているのだ。

隠れながら教室に入ると、すぐに二人の娘と目が合った!!

 

その時の、嬉しそうな笑顔。

僕は今でも忘れていない。

 

「子供に寂しい思いをさせてはいけない。」

ずっと、この笑顔を守ってあげたい。と

改めて思ったのでした。

 

しかし職場では、「休みが多すぎる」

「子供に甘過ぎる」

「一人親の子供なんだから寂しくても仕方ない」  等と、子育ての経験の無い人から、心無いことも言われたりした。

 

「何を言われても仕方ない」  ・・そう思った。

・・考えてみれば、職場の人達には迷惑を掛けっ放しだ。

彼等の日頃の不満が、時には「棘のある言葉」となり僕に飛んでくる。・・辛い。

・・しかし、子供のため!

その後も、僕は誰に何を言われようと

保育園行事には会社を休んだり、遅れたりして参加した。(例え、それで会社を解雇されても良いと思っていた。)

 

すると、子供達にも変化が現れた。

朝も進んで登園するようになり

登園後、「行ってらっしゃい」と笑顔で僕を送りようになったのだ。

園でも、伸び伸びと過ごしている様子を

先生が話してれた。

「何かあれば、パパは直ぐに来てくれる」という、安心感も芽生えて来たのでしょう。

・・二人の成長が加速するのを実感した。

 

「愛情」なくして「成長」はなし

そんな言葉を実感した。

 

 

 

以前、何かの本に出ていた言葉。

・・寂しい気持ちは、雪のように降り積もり

やがて、大きな氷山となる。

 

愛情をたくさん掛けなければならない時に

愛情を与えなければ・・子供の心に傷を与えてしまうだろう。それは、その後の子供の人格形成にも大きな影響を与える。

 

子供にとって親は一番。

 

この、3才の年少組の頃、

タッブリの愛情を掛けて育てられたと思います。(甘やかしとは違いますよ!)

 

そして、以外にも早くその結果を見ることが

出来たのです。

 

                                                          つづく