娘が言った。
「お父さん、鬼滅の刃のキャラだと・・」
性格は、富岡義勇だって？
確かに、寡黙な方かも知れない。
寡黙と言うよりも・・・
周りに合わせるのが苦手なのだ。
しかし、娘は言う。
怒った時のお父さんは、
不知川実弥だと、
確かに、怒ると怖いのかも知れない。
勉強で泣き言を言っていると、
「泣くぐらいなら止めてしまえ！」と、
キレる事も多々有る。
我が家の勉強は独自だ。
４年生なのに６年生の問題をやらせる。
でも、基礎が出来ていれば２年先の問題でも
出来るものだ。
頭をフル回転させれば出来るのだ。
要は集中力。
鬼滅の刃ならぱ、全集中だ。
先日、次女が学校での話をした。
分数の足し算、引き算の授業の時、
同じクラスの子が先生に質問したそうだ
「先生、掛算はどうやるの？」
すると先生は、
「阿久田に聞け！」と言ったそうだ。
僕が「へぇ〜」と言いながら聴いていたら、
「お父さんのお陰だよ」と言ってくれた。
・・なんだか、とても嬉しかった。
実際の僕の姿を見た人は、
皆、「優しそうなお父さん」と口を揃える。
しかし、それは違う。
娘達にとっては、怖い父親に思えるだろう。
そう、僕は子供達にとっては決して優しくないだろう。
でも、それは心を鬼にしている部分もある。
優しく甘やかす事は簡単だ。
出来れば、その方が楽だ。
でも、ウチはひとり親。
厳しく・優しくのバランスを考えなくてはならないのだ。
自分が厳しくしなかったら誰がするのか？
間違っても今の学校の先生は厳しくしない。
だから、なのだ。
でも、たまに感謝されると
とても嬉しい。
中には「お前の子育ては間違っている！」と
言う人もいるかと思う、でも、自分ではこれで良いのだ！と思っている。
子育てに正解は無いのですし・・・・。
ちなみに、ウチの双子の子供達を鬼滅の刃のキャラに例えると・・・
長女は・・・
我妻善逸。
普段はビビリなのだが、ここ一番に力を発揮するタイプかな？
何時も、勉強していて壁にブチ当たると
「解らない〜」と泣き言を言っているけど、
試験の結果は、妹よりも良い。
本番に強いタイプだ！
次女は・・・
嘴平伊之助。
正に、猪突猛進タイプ。
ガンガン突き進むタイプだ！
しかし、深く考えるのが苦手で、応用問題には弱い一面がある。
学習の進行は速いのだが・・・、
詰まらないミスが多く、姉に点数で及ぼない事が多い。
・・・しかし、真面目で努力家だ！、と僕は思う。
そんな我が家だが・・・
子供達にお母さんなら、
鬼滅の刃のキャラなら誰かな？・・と聞いて見ると、母の記憶のない彼女達は・・・。
甘露寺蜜璃を選んだ。
う〜ん。
なんか微妙だけど、
こんな感じだったのかも知れないなぁ・・。
生きていれば、凄〜く優しいけど、
厳しいお母さんだったのかも知れない。
それなら
僕も、今より楽だったのかも知れません。
もうすぐ、お母さんの命日。
お母さんの仏壇の写真の前で、
こんな事を話すのも楽しいものです。
