シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

我が家の春の嵐?

3月26日の金曜日は小学校の終業式だった。 これで、我が家の双子姉妹も小学校生活の前半が終了した。

桜が咲き始め春本番の穏やかな天気の日だったが、その日は我が家では春の嵐が吹き荒れた。

 

双子姉妹、放課後に通知表を見せあったらしいのだか・・・。

姉の方が成績が良かったのだ。

 

妹はそれに納得がいかなかったようで、

家に帰って来てから、姉に対する不満を

ぶち撒けてきた。

 

「自分の方が頑張っているのに何故?」

「テストの点数も自分の方が良いのに・・」

「それに、私の成績を見て笑っている!」

と、次々に不満を吐いて悔しがる。

 

僕は、通知表を見てみると

国語の評価が1つ、姉よりも劣っていた。

ただ、それだけ・・・。

 

「国語だけじゃん、気にすることないよ!」と言うと・・・。

 

彼女はボロボロと泣き出した。

「馬鹿にされたぁ」と声を出して

ワンワン泣いている。


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僕は、姉の方に

「成績を馬鹿にしたのか?」と訊いた

すると、「馬鹿にはしていない。笑ってもいない」と言っている

 

すると、直ぐに「いや、笑ったよー」と

泣きながら言い返した。

 

 

・・「はぁ〜、話にならない」

どうにも話が収まらない。困ったものだ。

どのように声を掛ければ静まるのか?

僕には分からなかった。

 

 

とりあえず、勉強をしていた

姉の部屋に行って話をした。 

 

「ホントに馬鹿にしてないんだね?」 

「してないよ!」

「でもさ、君は思っていたよりも成績が

良かったから嬉しかったんだよね?」

「うん。」

「だから、顔が嬉しそうだったから・・彼女は笑ったと思ったのかも知れないよ!」

「・・・そうかな?」

「お父さんから話をするから、勉強を続けて!」

「わかった」


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姉の方は、ここに来て勉強が好調だ。

今まで苦手だった計算の速さも、

妹に迫る勢い。しかも、この子は丁寧に問題を解いて行くので文章問題も強い。

小学校に入学してから、妹に差を広げられる一方だったが・・確実に追い上げて来た。

そんな自信もあるのだろう。

一方、妹の方は「計算が速い!」「勉強ができる!」とクラスメイトから持て囃されていた。通知表の担任の先生のコメントにも、

「計算の速さは誰もが認め尊敬されている」と書かれていた。

僕が思うに、「少し、天狗になっていたのかも知れない」

一教科が姉より劣っていたのが許せなかったのだろう。

 

妹の方を見てみると、まだ泣いている。

 

困った!

どんな言葉を掛けてよいのか分からなくなって来た。

だいたい、親の自分も通知表を見て

泣くほど悔しかったことなんて一度も無かったから気持ちも理解出来ない。

(僕の通知表は毎回、毎回、変化が無かったのを覚えている。だから、悔しいや嬉しい記憶が無いのです。)

 

そこで、

「そうだ!これを見せれば納得するかも?」

 

僕は密かに二人のテストの結果をまとめ、

教科ごとの平均を出していた。

それに、親なりに本人達のデータを1年生の

頃からまとめていたのだ。


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(このファイルの中に1年間のテスト結果と、データがまとめてある。データ重視、まるで野村監督だ!)

 

 

泣いている妹のところに行って、3年生1年間のテストのデータを見せた。

 

国語の平均点

    姉 91.40 点

    妹 89.05 点

 

この結果を見せて・・

「ほんの僅かな差だったんだよ・・」と

言った。

90点台と80点台で、僕は納得させようと思った。ホントはテストだけの結果ではないだろう。でも、今はこれで説明しないと納得しないだろう。

 

それに、彼女の国語の弱点も伝えた。

「4年生になったら、ココを気を付ければ

更に良くなるから頑張って!」と励ました。

 

 

すると、

「今でも、精一杯頑張っているのに・・これ以上は無理」と言い出した。

「無理」と言われたんじゃ、返す言葉もない。

 

・・これ以上、何を言っても堂々巡りになってしまう。僕は黙ってしまった。

 

 

しばらくして、妹の方の様子を見てみると

3年生のテストの結果を見ていた。

二人のデータを比べていたようで、

「お父さん、莉緒(姉)、社会科が点数低いね。」

(相手の欠点を探して満足するつもりなのか?)

 

僕は黙っていた。

 

しばらくして、僕は言った。

「誰にだって苦手な分野があるんだ。完璧な人間はいないんだよ!苦手だったら、自分の弱いところを頑張れば良いんだよ。」

「・・・・。」

「自分の弱点が分かっただけでも良かったと思いなさい。素晴らしい発見だよ!」

 

彼女は納得したのか

反論もせずに、やるべき学習を始めた。

 

ちょっとした「春の嵐」だった。

 

今度から、通知表の判定に不満が有ったら、

直接、担任の先生に抗議して欲しいものだ。

そうしたら、僕は抗議したことについて

褒めてやろうと思う。

 

 

 

 

 

【阿久田家コソコソ話】

 

最近、学習が好調の長女。

その秘密は、何と「逆立ち」のようです。

毎回、家での学習の前に「逆立ち」で

部屋の中を歩き回ります。

・・すると、脳に新鮮な血液か流れ込み 

集中力が大幅にアップするそうですよ!

 

学校の教室でも、集中力アップをしようと

逆立ちで歩いていると・・・

担任の先生に「危ねえー」と厳しく注意されたそうです。(笑)

もし、学校でも自由に出来たら、更に成績が

アップするかも?