僕はお酒が大好きだ。
余程、体調が悪くない限り毎日飲んでいる。
夕食の時間、子供と１日を振り返りながらの
晩酌は至福の時間だ。
但し、決して酔うまでは飲まない。
若い頃は酔うまで飲んでいたが、今では、その後の家事も有るので、適量を決めて飲んでいる。
僕の父親も毎晩、晩酌をしていた。
僕は物心ついた頃からその姿を見て育った。
だから、当たり前のように自分も飲むように
なったのかもしれない。
タバコも同様だった。
先日、「子どもを読書好きにするために親が出来ること」と言う本を手にした。
大学の付属小学校の現役の国語の先生が書いた本だ。
2019年の学生生活実態調査で、１日の読書時間が０と答えた大学生の割合が全体の48.1%に達していた。大学生のほぼ２人に１人が読書をしない生活を送っているそうだ。
そうならないように
「読書好きにするために〜」たくさんのアイディアや方法を紹介している本なのですが、
一番、簡単なのは親の姿を見せることだと
僕は思います。
親が本を読んでいる姿を幼い頃から見ていれば、子供は必ず本を読むようになります。
ウチの子も、僕が本を読んでいる姿をずーっと見てきたと思います。
妻が亡くなってから、僕は「子育て本」を片っ端から読みまくった時期が有りました。
そんな姿を見ていたのでしょう。
僕が読んでると、その本を欲しがる。
だから、子供向けの本を買ってあげた。
初めて買った本は「アンパンマン」だったかな？
すると、僕の真似をしながら読むようになったのです（と言っても字が読めないから、絵を見ているだけ）
その後も、絵本をたくさん与えて
寝る時には読み聞かせてあげたものです。
すると、今度は家で遊んでいる時。
姉妹で読み聞かせをしていました。
字も読めないので、訳のわからない言葉で
読んでいる姿が見ていて面白かったものです。
保育園でもたくさんの本に囲まれて
過ごしたせいか、気が付いたら本好きな子供になっていました。
それに、保育園ではたくさん本を読むと表彰されるので、それも楽しみだったようです。
（これが、保育園の時の表彰状。たくさん読んでいました）
小学校に入学する頃になると、
毎週、図書館に通い１人５冊（２人で10冊）借りて来て読んでいました。
それに、この頃から「感想文ノート」を作って一冊読む度に感想文を書いていました。
今では、感想文までは、なかなか書けなくなりましたが、習慣となって毎日、親子で何かしら読んで「あーだ、こーだ」と言っています(笑)
きっかけは親の姿と、たくさんの本の有る
環境だったのでしょう。
ところで、「うちの子は本を読まない」って声を良く聞くのですが、それは「あなたが本を読まないからでしょ！」と言いたくなってしまう。
幼い頃から読み聞かせの代わりに
You Tubeを見せていたり、
本の代わりにゲームを与えているのでしょう。
他の子と比べて「うちの子は〜」と思った頃にはもう遅い。
しかも、親がバラエティ番組を見ていて
ゲラゲラ笑いながら「読書をしなさい！」って言っても読む筈がありません。
それで素直に読み始めたら、
「親のようにはなりたくない！」と思っているのかも知れませんよ！(笑)
子供に読書をさせるには
親が読書をしている姿を見せることです。
子供に勉強をさせるには
親が勉強をしている姿を見せることですが、
なかなか勉強は出来ませんよね？
僕の知り合いは、
お子さんが高校受験の時に、子供だけ勉強させては申し訳ないと思い、資格取得の勉強を始めたそうです。
結果、お子さんは難関校に合格して
お父さんも無事に資格試験を合格したそうです。
ここまでする必要は無いですが、
子供の教科書を読んでみたり、問題を解いてみたりするのも良いと思います。
我が家は「親子対抗100ます計算勝負」をやったりしています。いつも負けるのは僕ですけどね(笑)
そんな親の姿を子供は見ていて、いつまでも
覚えているものです。
それに、親も子供に「〇〇しなさい！」と言いたい時は、まずはテレビを消すことが大切です。
我が家はデレビは、殆ど見ていません。
最近の番組を見ているとテレビを捨てたくなるくらいです。
読書に限らず・・
親が夜に子供だけ残して飲みに行く。
暴力的な言葉を使う。
デレビばかり見てゴロゴロしている。
そんな親の姿を見ていれば、
子供も同じに育ちます。
それは遺伝では無く、連鎖なんです。
僕がお酒が好きなのも
親の姿を見て育ったからだと思います。(笑)
今回もお読みくださり
ありがとうございました。
