シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

家庭学習が始まった。

2016年春、年中組(星組)に進級した二人の娘。年中組から制服を着用することになり

新しい制服に身をつつみ進級(入園)式に臨んだ。


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式では園歌(こども園の歌)を元気に唄い時々、僕を見ては恥ずかしそうに微笑んでいる。新しい教室は2階。教室の作りも小学校のようだ。

 

実は、昨年度の学習発表会で、僕は年長児の凄さに衝撃を受けていた。

逆立ちや跳箱の「体の力」もさることながら

フラッシュ暗算」には驚いた。

パッ、パッ 、パッ、といくつかの数字が画面に出る・・次のタイミングで直ぐに手を挙げ

答える。しかも、全員が手を挙げている。

暗算力のレベルの高さに驚くばかりだった。

 

「ウチの子供でも出来るのだろうか?」

頭の中を不安が過った。

きっと僕と同じように思った人も多いと思う。

出来なければ・・また、「りおまゆちゃん、遅れているね!」と言われるかも知れない。

 

年長児を見たところ、明らかに計算のレベルは小学2年生レベルはあるようだ。

・・と、言うことは?

年中児で1年生レベル?

 

「おい、おい、大丈夫か?」と我が子を見ながら思った。

でも以前、横峯吉文先生が講演会でおっしゃっていた言葉を思い出した。

「脳の基礎は5~6才までに作られる」

・・・・「今が大事なんだ!」

 

この言葉を思い出し、僕は自分が子供の為に

時間を作るために仕事先を変えた事が正解だったと確信した。

せっかく作れた貴重な時間。

その時間を子供と一緒に学ぶ時間にしよう!

(子供と帰宅後の一時間を学習時間にすることにした。)

 

 

僕は昔から思い立つと行動が早い。

先ずは「どんな事をやったら良いのか?」

次の日から時間を見つけては調べた。

いきなりハードルの高い物はいけない。

先ずは、小学生1年生の算数の教科書を買い

読んでみた。最初は数の仕組みについて書かれている。(「算数って最初はこうだったんだ!」と自分の記憶も蘇った。)

自分なりの教え方を考え、次の日には100円ショップで「おはじき」を大量に購入した。

 

そうです。「おはじき」を使って数を教えたのです。はじめはジャラジャラと山を作ったり

同じ色を集めたり・・あくまで遊びです。

二人とも関心を示して「おはじき」で遊ぶ。

次第に数を数えさせたりしながら、教科書通りに進める。

子供達は知らず知らずに算数の勉強をしてしまっていたのだ。(本人達は勿論、勉強だと思っていない)

 

「足し算、引き算」にたどり着くまで時間は掛からなかった。まるでスポンジが水を吸収するように覚えることができた。

 

当時の1時間の学習の内容は

算数・・30分

スケッチブックでお絵かき(やがて文字書き)

・・・・30分

 

更に、夕食後

     逆立ち、跳箱、ブリッジ

寝る前に

      本読み(読み聞かせ)

 

こんな感じで始めたのです。

嫌がったら、別に辞めても良いとも思って

いたのですが・・・・これが習慣となった。

気が付けば、僕は自宅で「ヨコミネ式」を実践していたのです。そして自然とテレビを視る

時間が少なくなっていった。

 

そして、僕はラッキーだった。

この頃、こども園で二人の素晴らしい先生方の講演を拝聴させて頂く機会に恵まれた。

100マス計算の陰山英男 先生。

脳トレ川島隆太  教授。

このお二人の講演内容は僕の子育てに大きな影響を与えた。・大切なのは生活習慣。

「早寝、早起き、朝ごはん」

それに、反復学習。

着々と学習の方向性が見えてきた。

それに教材を選ぶのは楽しかった。

教材を大型書店で選んでいる僕の姿は

まるで教育関係の人のように見えただろう。

 

しかし、こども園では

まだまだ他の子の妹分のようだった。

習い事も何もやっていない。

表向きは、まるでダメな子供に見えていたようだ。(泣くことが多かったし・・)

しかし、確実に学習の習慣が出来上がり

出来る子に近づきつつあった。

 

そんな子供のヤル気が出て来た頃、2つの事件が起こった・・・・。

 

                                                つづく

 

 

 

🍀子供のヤル気を引き出すのは・・誰?🍀

 

 

勉強したい人~手を挙げてーっ!

「は~いっ!」

それが始りだった。

こども園からの帰宅後の毎日の合図。

 

「では、おはじきを・・・・にしてみて!」

そして出来るとたくさん褒めた。

「凄いねぇ・・」

「じゃあ、次はコレだよ!」

「OK.OK   ビックリだよー」

なんて感じで始めた学習。

 

大切なのは褒めること。

出来ないと泣くこともあったけど、出来た時の喜びは大きい。

 

僕はかなりオーバーアクションでやってたけど、それが子供のヤル気にスイッチを入れたのだと思う。

 

子供って何気ない言葉にヤル気を出したりします。その反対もありますが・・。

要は、子供を認める事。

それが大切なんでしょうね!

 

子供のヤル気を出す。

それは家庭での親と子の関係が一番なんです。

面倒に思う時もありました。

でも、出来た時の喜びを共有すると

親も楽しくなります。

 

子供のヤル気を引き出すのは・・

一番身近な親なのだと僕は思います。