仕事でも、勉強でも、やたらと時間を掛ける人っていますね?
じっくり時間を掛けて納得の成果が得られれば結構かもしれませんが、仕事に求められるのは迅速に業務をこなすこと。
残業までして仕事が終わらないのは、能力が
無いからだと思う。
そして、そんな人に限って真面目に時間を掛けて仕事を行ったのに評価されないと愚痴をこぼす。
「自分はこんなに時間を掛けて頑張ったのに・・」と言う。
しかし、企業にとってはこんな人間はいらないのだ。
・・・そして、やがてリストラの対象となってしまう。
残業までして頑張った・・は、もはや評価される時代ではない。
残業を評価する会社は、遅かれ早かれ消えてしまう運命だろう・・・。
バブルも終わる頃、「5時から男」と言う
言葉が流行った。
今、思えば「アフター5を楽しむ」と言った意味だと思うのだか、当時は残業代欲しさに
「5時から仕事を頑張る」輩がたくさんいたものだ。
時間を張って頑張る・・しかし、それは単なる自己満足の世界だ。
それと同じような事が、学校にある。
別に、先生の残業の話ではない。
子供達の家庭学習だ。
ウチの子供達の学校(市内の小学校全てらしい・・)は各学期に「学びの足あと」と言う家庭学習の調査票が配られる。
1週間、家庭学習の内容を記入して、時間を書き込むものだ。
家庭学習の習慣を身に付けることが目的と思われるのだが・・・。
僕は子供が入学した当初から、これには違和感を覚えた。
それは、「長い時間やれば良い!」
そんな感じだったからだ。
勉強も仕事同様に時間を長く掛ければ良いってものではない。
例えば、問題集1ページを5分でやる子もいれば、30分掛けても終わらない子がいる。
誰でも5分で正確に出来る子の方を評価するだろう。・・しかし、この調査票だと時間を掛けた方が立派となってしまう。
学習の時間だけでの評価って、おかしいと
思わないのだろうか?
問題集1ページに1時間以上時間を掛けるのなら答えを見た方が、まだ良い。
時間が掛かるのは理解していないからだ。
勉強方法を変えるべきです。
勉強も仕事も要領良くやらなければ、結果も出ないと思う。
子供が長い時間、机に向かっていて喜ぶのは
古い考えの親だけだろう。
この、調査票を考案した人は(失礼だが)
きっと、要領の悪い勉強をして
大学の教育学部に入って、教育者になったのだろうと思えてくる。(笑)
学校の先生や、会社の上司が要領の悪い人だと、生徒やその下で働く部下は可愛そうに思えてくる。
時間だけでの評価を、小学生から受けていたのでは、大人になってから、仕事の出来る人にはなれない。
勉強や仕事で大切なのは、要領良くやること。ダラダラと無駄な時間を掛けてはいけない。
我が家の場合、子供達が1日の家庭学習がスパッとテンポ良く終わらせると褒めるようにしている。逆に長い時間、同じ勉強をやっていると心配になってしまう。
時間を掛ければ良いのではないのだ。
僕が教育者なら、こんな調査票は即刻辞める。同じ数字で見るのなら百ます計算が良い。一週間も続ければ1日毎に計算が速くなるのを実感出来るだろう。
それに、子供達に学習の目標を決めさせ、取り組ませるのも良いだろう。
1週間掛けて本を読んで感想文を書いてみたり、苦手な科目の復習でも良い。
分数の苦手な6年生は4年生の計算の基礎からやり直す。苦手な教科を克服出来て学力も向上するだろう。
来年度は、学校の本部役員となるようなので
学校へ提案してみようと思っている。