僕には親から褒められた記憶が無い。
何かで褒められた事はなかったか?と思いだそうとしても思い出せない。
小学校の頃に絵で毎年、金賞か銀賞を貰っていたけど・・・。
親に「絵なんかでメシは喰えない」と言われていたのを思い出すくらいだ。
別に、絵でメシを喰うつもりなんて、無かったけど・・・。
でも、何かで褒めて欲しかったなぁ・・。
褒めて貰いたい。
認めて貰いたい。
という欲求は誰にでもある。
どんなに年齢を重ねても、
どんなに偉い立場になってもあるだろう。
「子供を褒めて育てましょう」とよく聴く。
特に、就学前の子供にはたくさん褒めて育てる事は大切だと思う。
僕も、娘が保育園の頃はたくさん褒めて育ててきた。(自分自身があまり褒められて育っていないので尚更ですね!)
しかし、小学校に入って学年が上がると、褒めてばかりじゃいられない。(笑)
勿論、暗算や珠算の検定で合格した時は、外食をしたりして頑張りを褒めてはいる。
それに、お手伝いをしてくれた時などは、褒めて必ず感謝の言葉を伝えている。
すると、家族の一員として認められた気持ちになる。そして、またお手伝いをしたい気持ちになるようだ。
しかし、あまり褒め過ぎても良くはないと
最近、思えてきた。
ことある毎に褒めていたのでは逆効果な事もある。
(大人だって、あまり過剰に褒められると逆に気持ち悪く感じる。ウザいってね!)
学習で褒められて更にヤル気が出て伸びる子もたくさんいるのは確かだ。
しかし、褒められて満足してしまい努力が
止まってしまう子もいる。
ウチの子の場合は後者だ。
あまり褒めると調子に乗ってしまうい、向上心が薄れてしまうのだ。
例えば、テストの結果が90点だったら
あなたはお子さんを褒めますか?
僕なら褒めません。
(勿論、褒めて伸びる子もいる)
「残念だったねー、間違えたところを覚えようね!」と言うだけです。
ここで、褒めてしまうと子供は90点で満足してしまうのです。
何故、満点が取れなかったのか?を考えさせるようにしています。
仮に、70点程度ならば
「お前、授業を聴いてないだろー!」と言ってお説教タイムが始まってしまう。
やはり、基本は学校の授業。
その授業の時間に集中していないと、それなりの結果となってしまう。
(特に、ウチの二人は理科と社会科が弱い)
最近、あと一歩の点数が多いのです。
何が?足らないのかを親子で考えてばかりです(笑)
今、流行りの「鬼滅の刃」じゃないけど、【全集中】出来ないものだろうか?(笑)
ところで・・・
ウチの子の小学校では、各学期に「学力アップ」週間というものがある。
放課後に20分残って学習すると言うもの。
だいたいはクラス担任が用意したプリントをやるくらいなのだが・・・。
「これで学力アップ?」と思えてしまう内容だ。単に宿題を全員で学校でやっているだけのように思える。
本当に学力アップを目指すのならば、
一人一人の弱点を見つけ(弱点は子供自身が解っている筈)れば良いだけだ。
例えば、6年生が分数の計算が苦手ならば、
4年生が学ぶ分数計算からやり直せば良い。・・基本が解れらないから出来ないのだ。基本が解れば後は応用するだけ、確実に学力はアップする。
苦手な教科は人それぞれだ。
みんな一緒に同じ問題をやっていたのでは
全く意味が無い。時間の無駄だ。
何が「学力アップ」なのかねぇ・・と僕は毎回思っている。
そんな中、先生が配ったプリントを速攻で
終わらせ、「自主勉強をするように!」と、僕は言っている。
みんながプリントをやっている中、自主勉強のテキストを出して勉強を始めるのには、勇気が必要かもしれない(笑)
何せ、みんな一緒が学校の基本。
でも、それを気にせずに行った時などは、
僕は「凄いぞ!」と言って褒めている。
先生はきっと、父親の指図でやっていると思っているに違いない。
僕のような親がいると、先生もやりづらいらしい。
以前、面談の時に「学校の私達に任せて
普通のお父さんに戻ってください」と言われた事が有ったっけ・・
任せられないから、やっている訳で、普通のお父さんに戻るなんて・・・
・・・無理なんだけどね!(笑)
それに普通のお父さんに戻るのなら、結婚して新しいお母さんに来て貰わなくてはなりません。そして、家族のために働く事に専念する事が普通のお父さんなのです。
この時は冗談で
「じゃあ、先生。誰か素敵な女性を紹介してくださいよー」と言ったっけ。(笑)
子供も、成長するに従って
親が制御出来なくなってくる。
だから幼児期から褒めながらの教育が重要なんだと思う。
小学校の中学年は、
子供の褒め方もメリハリを付ける時期なのかも知れない。
さて、今日返ってくる
テストは何点だろう?
たまには100点の答案を見てみたいなぁ
でも、過剰に褒めずに「いいねぇ・・この調子だ!」
くらいにしておこう。