シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

3年先を目指して・・。

ある日のこと。

同じ会社で働く人が孫の話をしてきた。

年はウチの子供達より一つ上で、幼稚園の年長さん。

 

聴いてもいないのにアレコレ孫の話をする。

(孫って特別に可愛いんだね)

 

「ウチの孫は幼稚園に通っているから勉強しているんだ。英語も3歳から習わしている。

ピアノも習っているんだよ」。と

 

僕は・・「凄いですね~、良いですね!」と適                  当に相槌を言っていた。

 

更に 「平仮名で自分の名前も書けるんだ!」と

言った後・・・・。

「幼稚園に通っているから書けるんだよ、保育園じゃ勉強やらないから出来ないだろ?」

 

と、ウチの子の事を言ってきた。

 

古い固定観念で「保育園=勉強しない」と思いこんでいるようだ。

普段はこんな話には乗らないのですが、

「ウチですか?、漢字で家族全員の名前が書けますよ!      それに算数も小学2年生の問題を解いていますけど・・」

 

すると、ご機嫌だった表情が変わり

「保育園でも勉強するの?」と

更に「信じられない」を連発していた。

 

まぁ、何と思っても構わないのですが、

数日後、僕のFacebookを見たようで

 

「余り、早くから学習をさせていると良くないぞ!」 と今度は言ってきた。

(じゃあ、あなたのお孫さんは?と言いたくなったが・・。)

「子供はもっと自由に伸び伸びと育てるべきだ」 と持論を持ち出してきた。

 

余り子供の教育について議論したくはなかったので、「そうですね・・」と言って話を終わらせたが・・。

 

 

今までも早期に勉強を始めさせた事で

いろいろと批判は受けてきた。

 

「まだ、早い」

「親の押し付け、子供が可哀相」

更には  「虐待」とまで言われた。

 

SNSに他のお子さんの参考になればと思い、学習の様子を投稿すると、中には

「出来るのは結構ですが、他の子供さんの親に対して配慮が無い」   なんてコメントもあったのです。(なんで配慮が必要なの?)

 

人にはそれぞれの考え方がある。

共感する人もいれば、批判する人もいる。

でも、さすがに虐待と言われると嫌な気持ちがするものだ。

 

この先取り学習、本人達は嫌がっていない。

もちろん嫌がれば止めさせるつもりだった。

勉強することが楽しいようで、子供達にとっては遊びの延長なのです。

 

子供って、何かのキッカケでスイッチが入る事があるものです。

 

僕にもこんな思い出があります。

小学校の入学前にランドセルと学習机を買ってもらった。

すると、堪らなく勉強したくなったものだ。

誰だって最初から勉強の嫌いな人はいないと思う。1年生の教科書を見ても楽しい内容になっている。

しかし、勉強の習慣の無いままに過ごしてしまうと・・その後、たくさんの誘惑(テレビ、ゲーム等)に負けてしまい、宿題すらしない子になってしまう。

 

学習習慣を身に付けるには誘惑の少ない就学前が一番良いと僕は思うのです。

 

 

また、我が子に早期学習をさせたのには理由が、もう一つある。

 

 

・・それは、僕の年齢。

 

二人が産まれたのは僕が44歳の時。

平均的な父親の年齢より10年以上は年を取っている。

当然、他の親子よりも子供と一緒にいられる時間は短い。人生100年時代とか言われているが、そんなに長く生きられる自信も無い。しかも、子供達の母親は若くして亡くなったので余計にそう思えるのだ。

 

子供達には自分の死後に不自由はさせなくない。(親なら誰でも思うことです)

親がいなくても立派に生きて欲しい・・将来の進むべき道の選択肢は多い方が良いに決まっている。

 

それには、子供達が多くの事を学ばなくてはいけない・・。(勉強だけではありませんが・・)

そんな僕の想いもあったのです。

 

目標は3年先の学習。

 

 

この頃の家庭学習では

100マス計算以外は市販の問題集やテキストを使っていなかった。

公文の就学前用の問題集は書店に並んでありましたが、余り内容がウチの子供達には合わない。

それに小学生用の物は復習のものがメインで

4歳児の先取り学習には向いていなかった。

 

そこで、僕は教科書を使った。

1年生の算数の教科書から問題を抜粋して

ノートに書き写す。

ノートは方眼のマス目が入っているものが一番良い。(小2の今でも家庭学習はコレ)

主に計算問題だけに絞った

算数の基本は計算。

素早く問題が解けるようになれば、図形問題にも応用出来る。

それに、計算で脳を鍛えれば他の科目でも良い結果が出ると思った。・・いわゆる算数脳

 

教科書には時計の読み方などもありますが

コレはパス(だって時計を読めない人なんて居ませんからね。日常生活で学んでもらいましょう)

 

そして、書き写した物を子供達が計算したのです。それも何度も何度も反復練習。

この学習方法は効果抜群だった。

二人とも算数は楽しい遊びになったのでした。

問題が出来なくても叱らない、怒らない。

たって、本当は出来ないのが当たり前の年齢なんだから。

 


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僕がノートに書いた問題に取り組んでいます。(出来ると楽しい)

 


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100マス計算は毎日やって自信を付けました。

 

 


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勉強だけではありません。

休みの日は自然の中で遊びます。

 

 

 

そして、いよいよ保育園生活も最後の1年を残すだけ、もうすぐ年長組に進級です。

そこで先取り学習をしている子は他にも

たくさんいることに気が付くのです。

 

                                                          つづく