シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

短時間に効率よく。

僕は子供の学習を時間で管理するのが

嫌いな人間です。

「今日は1時間も勉強したの?偉いねぇ〜!」なんて我が子を褒める親も多いとは思います。長い時間机に向かっていたから偉いなんて・・・おめでたい。

 

僕の場合は、我が子が低学年の頃から

素早く家庭学習を終わらせると

褒めてきた。

 

早く終わらせることは、

理解している証拠だからだ。

逆に、何時までも机に向かっていると

心配になってしまうのだが・・・。

 

学校では学年毎の毎日の平均学習時間を

子供に薦めている。 

6年生で70分だとか?

 

70分(1時間10分)

この時間を長いと思うか?

短いと思うか?

 

僕の場合、時間よりも

学習の中身が重要だと思う。

いかに、集中して取り組むかが

大事なのです。

アニメ鬼滅の刃じゃないけれど

全集中で取り組めれば20分でも、

全然OKだ。

我が子も宿題と自主学習を

30分程度で終わらせていた。

 

それに、ウチの子達の学習方法は

双子ならではの独自のもので、

苦手な内容が有れば互いに教え合って

学習している。

どちらかが先生役になって教える。

 

それは、僕が教えたものではなく、

二人で勉強しているうちに自然に

そんな形になったようだ。

 

 

先日、ニューヨークに住む友人の

Facebookでの投稿で【ハブルータ】と言う学習法を知って驚いた。

 

【ハブルータ】とはユダヤ人の最高の学習法で「学生が二人一組になって、その日お互いが勉強した事を教え合う」という超シンプルなもので、つまりアウトプット。

この勉強法で、友人のお子さんは難関校のハイスクールに見事合格したのです。

 

マンツーマンで教えられて理解が出来る。また、人に教えることによって理解を更に深められる。

時間の無駄が無く効率よく学習出来る方法ですね。

 

ウチの子達は、

この【ハブルータ】をずっーと実践

してきたことになる。

要するに、気が付いた時から

勉強は効率よくやること!が身に付いて

いたのだ。

 

だから、余計に学校の指導方法に

僕同様に本人達も違和感を感じるのだろう。

 

 

(以前にも書いたのだが)

学期毎に「学びの足あと」という1週間の家庭学習の調査がある。

毎日の学習内容と時間を書き入れて

提出するものなのだが・・・、

昨年のことだ。

当時、ウチの子供達は5年生、5年生の平均学習時間は60分。

その調査書に正直に30分、25分、40分・・・と言う具合に1日の学習時間を書いて提出したのだ。

 

すると、担任からのコメント

「学習時間が少ない」

「特に、算数にもっと時間を使うこと」

等と書かれていた。

 

単に、時間だけ見ての

意味のないコメントだ。

しかも、算数はウチの子達は超得意。

いつも10分もあれば予定終了。

時間を掛けてやる必要もないのだ。

 

しかも、この担任、

学習時間が少ない子が多かったようで、

以降、宿題を増やしてきたのだ。

 

僕は、余りにも納得出来ずに

学校に電話をしょうと思った。

「学校に電話をして、先生に文句を言ってやる!」と言うと、

「いいよ、授業でやった内容で簡単だし、みんなもやってるから・・。」

 

「なら良いけど・・・」と、電話をするのを止めたのだ。

 

 

「家庭での学習が少ないから

宿題を増やす」・・・余計なお世話だ!

「いつか、この教師には言わねばなるまい」そう思っていた。

 

 

6年生になってクラス替えが行われた。

次女は昨年に引き続き、同じ先生が担任となった。

 

4月の終わりに担任との面談があった。

 

その時に、「学びの足あと」について

意見を言うべき時が来た。

 

「時間で評価するのはおかしい、勉強を理解していれば短時間で終わる。むしろ短時間で終わらせた事を褒めるべき。」

「勉強時間が少ないからと宿題を増やすのは、どうかと思う」

 

・・・黙って頷く担任の先生。

 

「学びの足あとは、学習時間よりも

〇〇を勉強して本人申告で理解度を書かせるべきで、理解の少ないものを次の学習のターゲットにすべきだ」と改善案を言った。

 

更に、「学習の中身を無視して、時間ばかりで評価するから、社会に出てから

ダラダラと中身の無い仕事をやって、時間まで会社に居ればOKみたいな人間が多いのだ。それ学校にも責任があるのでは?」

 

「ホントは先生も効率よく短時間で勉強する方が良いと思っているのでは? 何時までもダラダラと勉強しても頭に入らないでしょうし、東大生で深夜まで毎日勉強していた人は少ないそうですよ!」

 

すると、担任の先生は

「全く、仰る通りです。 学びの足あとについては改善すべき点を検討していきたいと思います」と言った。

 

・・・しかし、期待は出来ないだろう。

学校という場所は改善するのが苦手なのか?頭の硬い人間が多いのか?

昔、昔に何処かの偉い人が決めた事を

時代が変わっても変えたがらない。

しまいには、それを伝統とか呼ぶようになるのだ。(それはPTA活動にも言えるのだが・・。)

 

 

今年度も何も変わらない「学びの足あと」が、また来るのだろうが、今年で小学校最後だ。結局、毎年同じような事を言ってきたけど何も変わらない。

 

まぁ、学校には期待も依存もしていないので良いのだけれどね。

少子化で子供の数が少ないのだから

家庭での学習時間にだけ拘らず、

一人ひとりのレベルアップを

考えた指導に変えるべきだと

思うのです。