シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

PSYCHOPASS

「PSYCHOPASS(サイコパス)」この言葉を始めて知ったのは18歳の頃だ。

大好きだったBOØWYのラストオリジナルアルバムのタイトルだった。(名曲揃いで、今でもお気に入りの一枚です)


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タイトル曲「PSYCHOPASS」は英詩たったので、意味が解らなかったものだ。

 

最近、この本を読んだ。


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サイコパスとは?

「反社会的人格の持ち主を表す言葉」であり、特徴としては・・・

「冷淡で共感性が欠如」

「良心に乏しく罪悪感を覚えることがない」

「病的な虚言がある」

「口が達者で魅力的」などが挙げられる。

・・・要するに、何処にでもいるような人であって、無差別大量殺人をするような人とは限りません。

但し、そんな人間が権力を握ると・・・、

世界を見れば、過去も現在も独裁者は

サイコパスが多い。

連日、ニュースで流れる某国の大統領の顔を思い浮かべる人も少なくはないだろう。

 

 

 

 

今回は、そんな・・・

関わりたくもないサイコパスの話です。

 

 

 

今思えば、僕の人生初のサイコパスとの対峙は、実の兄だったと思う。

・・・兄は、外面がめっぽう良い人間だった。とにかく他人に対しては低姿勢。

しかし、家での態度は尊大で

我儘で暴力的な人間だった。

特に、12年も年下の弟(私です)を

目の敵にしていた。

何かと言っては言い掛かりを付けては、

殴って来たものだ。

 

私が高校生になり、力では互角だと分かると

彼は、包丁を持ち出して、脅して来るようになった。

そんな様子を見ていた両親、特に父は、

何時でも兄の肩を持った。

昭和一桁生まれの父の考えは、戦前の家長制度そのままで、長男を一番に大切にしていたのだ。

 

 

その頃、自分は

「早く家を出たい」と、何時も思っていたものでした。

 

兄こそが、人生で初めて私の前に姿を見せた

サイコパスだったと今になって思える。

・・・もう、10年以上も会っていない。

この先も会うことはないだろうし、

会いたくもない。

実際、双子の娘か誕生した時も、

妻が亡くなった時も、

一切、連絡はしていない。

 

「嫌な奴からは逃げるのだ!」と、言うか、

包丁(刃物)を持ち出すような人間に近づく馬鹿はいませんね!

 

 

 

しかし、その後もサイコパスが僕に近づいて来るのだが・・・。

 

 

30代初めの頃だ。

その頃、僕は会社で一つの部署の

責任者になっていた。

仕事も毎日充実していた。

 

そんな、ある日残業で遅くなった夜のこと、

お腹も空いていたので、仕事帰りにラーメン屋さんに寄った。

 

店に入るなり少し離れた席から声を掛けられた。S水と言う男だ。

彼は、僕よりも5つ年下で、

2年ほど前に、派遣社員として

会社に来ていて一緒に働いていたのだ。

その後、派遣を辞めてしまって

どうしたか?と思っていた。

 

彼は、その後も他の派遣会社で働いていたようだが・・・その日、クビになったようで、

「参った、参った」と言っていた。

彼女とも同棲を始めた矢先に、

仕事を失ってしまい、落ち込んでいた。

 

何だか可愛そうに僕は思って

「良かったら、ウチの会社に正社員で来る?」と言ってみた。

彼は、「良いんですか? お願いします!」と瞳を輝かせていた。

「派遣で以前やってたし、仕事も出来るから・・・紹介してやるよ」と僕は言った。

 

彼は、本当に喜んで、

何度も僕に「ありがとうございます」

「宜しくお願いします」とお礼を言った。

 

そして、S水は入社したのだが、

以前の競経験を活かして、

バリバリと仕事をこなしていった。

他の誰よりも優秀だった。

一年を過ぎた頃から僕の片腕になっていた。

プライベートでも、お酒を呑みに行ったり、

付き合う時間も多くなってきた。

 

しかし、このS水という男。

やたらと同僚や他部署の上司や、更には経営者の悪口を僕に言う。

「アイツは仕事をしていない」

「アイツは仕事が出来ない」など、など、

まぁ、僕は適当に聞き流していたのですが、

時には、「そうだよねぇ・・酷いよね」と

相槌を打つこともあった。

 

ここまでなら、よくある話だ。

 

 

だが、彼は僕の相槌を打っていたことを

僕自身が言ったように、

当人達に告げ口をしていたのだ。

(自分が言っていたのに・・・)

更に、僕の悪口も加えてだ!

 

要するに、他人を蹴落として

自分の評価を上げたかったのかも知れない。

 

結局、彼の告げ口で、僕と専務が不仲となってしまい、新年度を迎える前に僕は解雇されてしまったのだった。

最後の日に社長に言った。

「S水を信用しているようですが、信じ過ぎると痛い目に合うでしょう」と・・・

 

数日後、部署の人間が送別会を開いてくれたのだが彼は来なかった。

・・・来なくて結構。(笑)

 

 

 

 

 

かなり、痛くダメージを与えられたけど、

その後は、調子の良いことを言って近づい来る人間は、直感で「もしかして?」と思うようになって来た。

 

最近では、娘の学校のPTA会長がそうだ。

そういった輩には近づいてはいけない。

本能的に避けるようになる。

しかし、どうにも避けられないのは

サイコパスな人格を持った人間が、

権力者になった時だ。

過去の歴史を見てみても

戦争・虐殺を繰り返してきたのは

そういった権力者である。

 

今、日本は憲法を変えようとしている。

サイコパスな人格者が権力者になれば、

戦争の悲劇が繰り返えされるだろう。

そんな時、いつも犠牲になるのは弱い者なのだから・・・。

 

  とりあえず、憲法改正は阻止しなければ

  ならない!

  将来、サイコパスに殺されることが

  ないように!