シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

北海道の珍味売り

政治家と旧統一教会との関わりが

連日報道されている。

 

統一教会と言えば・・・、

高価な壷売り(霊感商法

桜田淳子さん(合同結婚式

が、思い浮かぶ人も多いと思います。

 

 

あまり一般の人には

関連か無いように思われますが・・・、

意外な関わり方をしているかも知れません。

 

今は、見なくなったけど、

「北海道の珍味売り」って知ってますか?

あれは統一教会なのです。

 

若い(信者の)女の子が、北海道の海産物珍味を行商するのですよ!

一般家庭から、会社の事務所等に

いきなりやって来たものだ。

 

どんな感じかと言うと・・・、

 

あれは、まだ僕がJA職員だった頃だ。

窓口業務をしていると・・・・、

いきなりハイテンションで、

「こんにちは〜」とやって来た!

 

明らかにお客様ではない。

 

あまりのハイテンションに動揺しながらも「いらっしゃませー」と声を出す職員一同。

 

すると、「北海道の珍味を皆さんに食べてもらいたくて〇〇ちゃん(←自分の名前)がやって来ました〜♫」と大きな声で挨拶をしてきた

 

一同唖然・・・。😱😱😱

 

すると、カウンターに

薄汚れた大きなバックを置いて

中からゴソゴソと、大きめのお弁当箱のようなタッパーを取り出した。

 

そのタッパーには

試食用の珍味が詰め込んであった。

 

すると、職員や店内にいたお客様に

試食を勧めてきた。

・・・しかし、誰もが彼女のスーパーハイテンションにドン引きしていた。

「お兄さんもどーぞ」と僕にも勧めてきた。

ためらいながらも食べてみると、それは

よく何処でも売っているようなイカの燻製だった。

そう、ただのイカの燻製。普通の味。

 

 

すると、今度は

誰も頼んでもいないのに

歌を歌い始めた(しかも、踊り付きで、)

「知床のぉ〜岬にぃ〜♫♫」

店内が彼女のワンマンショー(業務妨害)になってしまった。

 

これには参った。😩💦

 

ワンマンショーが始まると、

お取り引きの終わったお客様は、変なものに関わりたくないと慌てて帰ったり、職員も逃げるように外回りに出てしまう卑怯者もいた。

 

僕も、避難(笑)をしようか?と迷っていたのだが・・・僕が外に出てしまうと男性職員は支店長だけになってしまう。アカン、逃げられない。😓💦💦

そんなワンマンショーの最中に、

隣の席の女子職員(一年先輩)を見てみると

下を向いて、クッ、クッと涙ぐんで笑いを必死で堪えていた。

小声で「大丈夫?」と訊くと、

笑いを堪えながら何かを書いている。

そして、僕にメモ書きを渡してきた。

「買ってあげなよー、買ってあげれば付き合ってくれるかもよ♥」と書かれていた。

 

 

 

もう、このパフォーマンスに耐えるのが辛くなってきた僕は、支店長の方を救いを求めるような眼差しで見つめた・・・・、

 

すると・・・支店長は馬鹿だった。手拍子なんかしているではないか!

まるで、NHKの歌謡番組を観ているようだった。業務妨害されているのに大馬鹿だ!

 

しかし、この状況に終止符を打ったのは

支店長だった。

2曲目が終わると拍手をしながら「どれがオススメ?」と財布を持って彼女に近付いた。

 

「か、買うよかよ?」と言う表情で

女子職員達が彼を見つめていた。

 

支店長がオススメの珍味を3袋買った。

確か・・・五千円だったような。

「高いなぁ〜」と僕は思った。

 

「お買い上げ、ありがとうございま〜す」と

珍味売りの彼女は、来た時と変わらぬテンションのまま去って行った。

 

支店長の五千円でのお陰で

いつもの平和が訪れたのだった。

 

それから、僕が支店勤務の間、

年に一度は珍味売りは来ていたが、

同じ子ではなかったが、

歌付きの売り方は全く同じだった。

 

来るたびに、隣の席の一年先輩は

「ほら、彼女がきたよ♥」と、

僕に言ったものでした。

その度に、急いで外回りに出て行ったのでした。

 

 

珍味売り

 

それは、教団信者の修行だったのか?

いや、あれは間違いなく修行だったのだろう。

 

もしも、自分の娘が

あんな事をしていたら、

殴ってでも、僕なら連れ戻すでしょう。

 

あの珍味売りの女の子達は、

今、幸せなのだろうか?

 

そんなことを、連日の報道を観ていて

思ったのでした。