シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

今年を振り返って(2021年)

あっと言う間の1年間だった。

 

特に、50歳を過ぎてから

月日の過ぎるのが早く感じるようになった。

 

今年1年を振り返ると・・・。

妻が亡くなり8年が過ぎた。

妻がいないと家の中の事が何も出来なかった

自分が、よくここまでやれたと思う。

まして、子育てをしなからだ。

世間では、仕事と育児を両立している

シングルのママ、パパがたくさんいるが、

自分の場合、育児優先でやってきた。

「男は仕事」と言う風潮が今も根強く残っているけど、仕事を優先したら子供が寂しい思いをする。

・・・でも、そろそろ仕事にウエイトを置こうと思っていた。

 

 

次女も僕に対する思いを作文を書いて

新聞に掲載された。


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この文章を読んで、ホロッと来てしまいました。

 

 

 

4月になって新年度を迎えると、

僕はPTAの本部役員。

きっと、今迄の学校での遠慮の無い発言で、

注目を集めて推薦されたのだろう・・ホントに迷惑な話だ!(笑)

それに併せて、市の青少年補導員にも任命されてしまった・・・トホホ。

やっと、子供達に手が掛からなくなって、

「これからは、仕事に時間が持てる」と思っていた矢先だった。

なかなか人生、上手くいかないものだ。

 

 

二人の娘。

今まで暗算・珠算で時間を計り

計算の速さに拘った学習が多かったため、

じっくり考える文章題や図形に苦戦していた。家庭学習はそれらを重点的にやらせてみた。結果、難なく苦手解消となったのだった。

 

それに加え、塾に通う事にもなった。

「塾で1、2位を独占するぞー!」の意気込みで飛び込んだのだが・・・、

そこには、驚く程の凄い子がいた。

もちろん他校の子なのだが、テストは毎回100点満点。(一度だけ、うちの子に抜かれたけど)ほぼ、不動の1位だ。 

 

毎回、うちの子は2〜5位以内を行ったり来たり。辛うじてAクラスを保持しているが、

この先どうなることやら・・・。

しかし、目標となる子と出逢えた事は大きな財産だ。

そろそろ「連続記録を阻止して欲しい」と、口には出さないが、僕は思っている。

勿論、本人達もそのつもりだ。

来年からは英語、再来年は中学受験コースと塾に通う日数が増える。

切磋琢磨しながら頑張って欲しい

 

 

・・・そうなると、僕も頑張らなければ

ならない。これからは金が掛かるのだ。

 

夏になった頃、

真剣に考えた。 

「このままではいけない」と、

 

正直な話、妻が亡くなってから

僕の年収はグーンと下がった。 

子供達との時間を優先するため、パートタイムなのだから仕方ない話だ。

しかし、何時までもパートタイムと言う訳にはいかない。

 

 

そこで、ある資格取得のために

3ヶ月間、学校に通う事にしようとした。

10月、入学試験を受けた。

結果は「合格」。

 

しかし、合格はしたのだが、

学校で学んでいる間は、国から助成金が出るのだが、1日でも休んだり、遅刻や早退をすると助成金が出ないのだ。

・・・助成金が出ないと生活出来ない。

子供を育てていれば何があるか分からない。

学校で体調不良になっただけでも、迎えに行かなければならないのだ。

 

休ます通える自信が無い。

 

考えに考え、辞退してしまった。

 

今更ながら、子供の面倒をみてくれる人がいる人が羨ましく思えた。

 

 

 

「仕方ない、自分の技術を活かすしか無さそうだ」

少しでも収入を増やしたい気持ちが一番だが

環境が良く、努力次第で老後も働ける会社を

探す事にした。

 

とは言っても・・・、

50を過ぎた男を簡単に雇う会社は少ない。

自分に有るもの・・技術と経験しか無い。

気長に探そうと思っていた矢先に、

ある企業が募集を出していた。

このコロナ禍の中でも、業績が安定している。「良い会社だ」と思えた。

ダメ元で応募書類を送ってみた。

すると、数日後に連絡があった。

「面接に来て欲しい」と。

 

「どうせ、駄目だろう」と思いながら

面接に向かった。

「駄目だろう」と始めから思っていると

何故か緊張しない。

半分、冷やかしのつもりの気分だったのだが

・・・。

意外にも、好印象を与えたらしい。

 

面接の時に、

「どんな人間が嫌いですか?」と質問された。

僕は、すかさず「嘘を付く人」と答えた。

これまで、散々、嘘に騙されて来たからだ。

この答えには、会社側にも「嘘を付くな!」と言うメッセージだ。

 

すると、面接担当者は笑いながら

「では、会社の状況を正直に話しましょう」と、良い点も、悪い点も話をしてくれた。

 

一週間後、2回目の面接で

給与等の条件を伝えられた。

 

思っていたよりも好条件に、

「お世話になります」と、入社を決めたのだった。

12月1日に入社が決まり、

現在、働き出した。

来年は仕事に重点が置けそうだ。

ようやく、普通のお父さんのように働ける事が嬉しい。

 

これも、働くシングルパパ、ママの

頑張るSNSでの投稿を見て

刺激を受けたからだ。

そんな、頑張る皆さんと、

いつも、温かいコメントをくださる皆さん。

このブログを読んでくださっている皆さんに

感謝致します。

 

また、来年も

宜しくお願い申し上げます。