シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

腫瘍摘出手術を受けました。

腫瘍摘出の手術が終わった。

 

この腫瘍は粉瘤というもので、

原因は解らないようなのですが、

皮膚の中に袋状のモノが出来て、

その中に皮膚の角質や脂肪が溜まり

大きくなるモノのようです。

・・・なんだか汚げな感じがしますね。

でも、決して僕は自分で言うのもなんですが不潔な人間ではありませんよ〜(笑)

 

この粉瘤、突然出来た訳ではなくて

最初はホントに小さくて可愛い?ヤツだったのです。

10年くらい前、首の後ろにニキビ程の大きさで出現したシコリだった。

痛みも痒みも何も無いので、気にしないで

ずーっと放置していたのです。

 

しかし、確実にそれは成長していた。

 

その間に、双子の娘が生まれて

妻が亡くなって僕の生活環境は激変した。

ある日、体調を崩して病院で検査を受けることになったのです。

その時は、激しい頭痛と吐き気。

検査では頭のCTを撮ったのですが、異常は無く、結局は偏頭痛だったのです。

・・しかし、その画像には成長したソレも

映っていた。

 

その時の医師は、これは良性腫瘍で、

外科に行けば簡単に取ってくれる。と話していたので、自分では「あとで時間がある時でいいかぁ・・」くらいにしか思っていなかったのです。

この時、既にパチンコ玉程の大きさになっていたと思う。

 

それから5年が過ぎた。

シコリの大きさは更に大きくなってきたが、

相変わらず痛みも何も無い。

娘も「何これ?コリコリしていて中に何が入っているの?」と関心を持ち出した。

僕は冗談で、

「この中には、たくさんの悪い虫が入っていて、夜になると皮膚を破って出て来るんだぜぇ〜」と脅かしてやった。(笑)

・・・気持ち悪がる娘達。

「お医者さんに行って治してもらいなよー」

と言われてようやく「行ってみるか!」と

いう気持ちになったのです。

 

それに、最近、右首から右腕が痛かったり

痺れることが多くなってきた。

何か関係があるのか?と少し不安になって来た。

「行くしかないかぁ・・・。」

 

 

数日後の朝一で近くの外科病院に行った。

すると診察で、

「これは大きい、ウチでは無理なので紹介状を書きますので・・。」

簡単に取って貰えると思っていたが、何やら面倒なことになりそうだ。

今まで放りっぱなしにしていた罰かも知れない。

紹介状に書かれていた市内で一番大きな総合病院に行くことになってしまった。

 

 

その日のうちに総合病院に行った。

受付を済ませて、それからが長かった。

2時間は待っでいたかもしれない。

それも、ソーシャルディスタンスで座れる椅子が無くて、立ちっぱなし。ひとり診察室に呼ばれる毎に、椅子取りゲームが展開されていた。

 

やっと順番となって診察室へ

担当の先生は若い。オシャレなイケメン男子って感じだ。

エコー検査をして、「これは、ほぼ粉瘤でしょう。手術が必要ですね。」

と、言うことで手術をする事になってしまった。(簡単な手術で出血も少ないとのことで、入院無しの日帰り手術)

それにこのコロナ渦のため、手術日までに、毎日体温を計ってPCR検査もしなければならない。なんだか面倒だ。

 

手術は一週間後、その日から毎日検温をして

手術の3日前にPCR検査の検体を提出した。・・・しかし、その検体を取った日は

喉が痛かったのだ。もしや・・・なんて、思ったりもしたが、何の連絡も無かったので

陰性だったのでしょう。

 

 

そして、手術の当日。

実は、少し前の晩に緊張して寝付きが悪かった。(誰でもそうかな?)

朝一の手術で、学校に行く子供と一緒に家を出た。

「お父さん、頑張って!」と言われ勇気が湧いた。

僕は、「お父さんが頑張るんじゃないよ、お医者さんが頑張ってくれるんだよ!」と言って車に乗り込み、いざ、出陣。

 

 

朝の病院の駐車場は空いていた。

受付を済ませると三階に案内された。

手術着に着替えて問診を受けていると

廊下には看護学生の生徒が5人いた。

皆、若い女の子だ。

手術の見学に来たのだろう。

「えっ!、まさか!、僕の手術?」

それから、頭の中が

「凄く嫌だぞー!どーにかして!」で一色になってしまった。

 

だが、無駄な心配だった。

後からベッドで運ばれて来た、お年寄りの手術の見学のようで、1人残らずに行ってしまった。

そうなると少し寂しいような気も(笑)

でも、大した事ない手術にあんな人数囲まれてもねぇ、恥ずかしいからね!

 

そして、手術室の中に入った。


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ドアの所にはお馴染みの「手術中」


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手術室の中はこんな感じ。

 

中に入ると、何やら音楽が流れている。

患者をリラックスさせるためなのだろう。

「何処かで同じ曲を聴いたなぁ・・。」

直ぐに分かった。

それは、お葬式に参列した時にセレモニーホールで流れていた曲と同じだった。

なんか、嫌な感じ。

 

手術台の上でうつ伏せに寝た状態になる。

頭から布を被せられて

頭を左に向けてマスクをしたまま。

意外とこの状態を保つのが辛かった。

マスクをしているから苦しい。

途中、お願いしてマスクを外した。

 

麻酔をして、皮膚にメスを入れているようだ。「切れ味が悪いなぁ」とか聞こえる。

少しすると、「ホルマリン」とか聞こえる。

・・・ホルマリン?

頭の中で、「ホルマリンって何だっけ?・・・あっ、そうか、腫瘍を保存するのか? 何の為に?」といろいろと考えていた。

 

しかし、この態勢が苦しい。

「早く終わらないかなー」と思っていると

「今、縫合しています。もう少しです」と

声が聞こえた。

 

 

そして、終わった。

取り出した腫瘍を見せて貰って驚いた。

な、なんと、大きさが例えると、

「ぶどうの巨峰一粒分」だった。

それがホルマリンの入った容器のなかに

入っていた。

よく見てみると、実に気持ち悪い。

人間の眼球のようにも見えた。

 

 

手術が終わって 

痛みが消えた3日後、肩が軽く感じる。

右腕の痺れも感じない。

もしかしたら、腫瘍が神経を刺激していたのかも知れない。

後日、先生に訊いてみたら、あり得る事かも知れないと言っていた。

 

とにかくホッとしました。

やっぱり普段から自分の体は、

しっかりとメンテナンスしないといけませんね!

異変があったら直ぐに相談。

それが一番大切ですね!

 

皆さんも異変が有ったら放置せずに

お医者さんに相談しましょう!