シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

いよいよ年長組スタート

いよいよ年長組となった二人。

就学前の最後の1年。

やっと最後の1年となった。

 

この年から市の支援員派遣を打ち切った。

支援員の小木さんが忙しいようで、キャンセルが度重なるようになってきた。

なんでも、貧困家庭の学習支援が忙しいようだ。

 

貧困家庭の学習支援とは?

 

一度、小木さんに尋ねた事があった。

「その名の通りですよ」と小木さん。

生活困窮者自立支援法に基づいた支援で、対象は小、中学生だそうです。

小木さんは元教員、小中学生に宿題などの勉強を教えているそうだ。

 

「ウチも小学生になったらお願いしたいなぁ」と言うと・・

「阿久田さんの家は該当しないと思うよ」

と言われてしまった。

ウチだって立派な貧困家庭だと思うんだけどなぁ・・(笑)。

 

どうやら、生活保護世帯が対象みたいだ。

 

しかし、僕は思う

どんな環境だってヤル気になれば勉強は出来る。別に塾に通う必要なんてない。

参考書も問題集だって無くても出来る。

日々の学校での学習を疎かにしなければ宿題くらいは苦労せずに出来る筈だ。

教材を買うお金が無ければ、教科書を使えば良いだけ、ウチのように問題をノートに書き写せば良いだけなのに・・。

それに子供が自分で問題を作るのも良いと思うんだけど・・。

 

昔はどこの小学校にも、二宮金次郎銅像があった。薪を背負い書を読んでいるあの銅像

あれは、どんな環境(境遇)でも学習は出来るというシンボルだ。

 

ヤル気があれば人に頼らなくとも

出来るのです。

解らない問題は学校の先生に聞けば良い。

 

また、貧困家庭の子供だから勉強が出来ない、一人親世帯の子供も勉強が出来ないと言う世間の偏見には困ってしまうこともホントに多い。

 

 

勉強の出来ない子は誘惑に弱いだけ。

 

貧富の差で勉強が出来る、出来ないは関係ないと僕は思います。

 

何だか、この貧困家庭の学習支援って

何か違うような気がするのは僕だけだろうか?

 

肝心なのは進学費用と学費ではないのか?

僕はその費用の援助こそ、本来の貧困家庭の支援ではないかと思うのです。

 

 

そして我が家は支援を解約して、頼りとなる人が一人いなくなった。小木さんは「何かあったら連絡してね」と言って下さったが、甘えてばかりはいられない。苦手なアイロン掛けも頑張らなくてはいけない(笑)

 

 

 

一方、この頃の子供達はキーボードの演奏に夢中になったいた。

5歳の誕生日にピアニカサイズよりちょっと大きなサイズのキーボードを一人ずつにプレゼントしたのだ。

保育園で演奏している曲を毎日家でも練習していた。(もちろん絶対音感で)

「今日、こども園で弾いた曲をやってみて!」

と言うと、色々な曲を弾いた。

ちょっとしたミニコンサートですね。

「世界に1つだけの花」を弾いた時には驚いた

もちろん楽譜も何も見ずにです。

僕は食事の用意の手を止めて拍手をする。

すると、何度も弾くのです。

食事の用意が進まない。(笑)


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やること盛り沢山で、帰宅後は本当に忙しかった。

子供の家庭学習の指導と採点に始まり

キーボードの練習中に、僕は食事の用意。

夕食後は読書(時には読み聞かせ)。

読み終わって逆立ち歩きの練習。

そしてお風呂に入って、子供達は眠る。

 

その後、僕は子供達が散らかした部屋の片付けをする。

(散らかし盛りで、散らかし放題!)

そして洗濯等を済ませるのですから、全くと言って良いほど自分の時間なんて無かった。

 

1日の時間が足りない・・と思うほど。

でも、凄く疲れながらも充実感はあった。

 

 

お陰で僕も子供達もテレビという物を視なくなったのてす。

(視る時間が無かっただけですが・・)

しかし、これが子供達にとっては良い習慣となっていった。(僕にとっても!)

 

楽しくて夢中になるモノがあると、テレビなんて必要無くなるんです。

 

多くの先生方の講演を拝聴し自分なりにアレンジして実践。

その結果が少しずつ現れ始めた年長組のスタートでした。

 

                                                    つづく