シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

双子の競争

虐待容疑に脱走事件・・。

ウチの子供の年中児時代はハラハラ・ドキドキの連続でした。

今度は何が起こるのか?と思う程だった。

 

しかし、この後は問題も起こさず、起こらず

二人とも落ち着いて来た感じだ。

 

学習もすっかり習慣になり、小学1年生の問題を解ける程になってきた。

そこで始めたのが100マス計算。

1年生用の問題集は準備段階のようで

初めのページにはマスがない。

とりあえず、時間も計らずに始めた。


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まだ、まだ指を使いながらの計算。

でも、面白い事に毎日続けると速くなってくるのです。

(おはじき算数から格段に進歩しました)

 

そして、いつしか100マス計算は戦いへと変化した。(笑)そう、どちらが速くできるか!競争です。(子供は競争が好きですからね)

勝負に負けた方は悔しくて必ず泣く(笑)

・・こんな感じで騒がしくやっていたのですが、今思えば・・これでかなり速く計算する力を身に着けたのだと思います。

(双子ならではですね!)

今でも毎日、欠かさずにやってます。

時には僕も参戦しています(笑)

 

あと、こども園から配布されたCD

その名も「掛け算九九の歌」。

メロディーにのせて九九が覚えられるのです

毎日の送迎の時は、「掛け算九九の歌」を聴かせて3人で(僕も)歌っていたのです。

すると、年中の4才児でも、すっかり九九を覚えてしまったのです!

 

面白かったですね!

だって、教えると何でも出来てしまう。

まるでスボンジがどんどん水を吸収するかのように!!

 

学習は楽しみながら順調に進んでいたのですが、こんなことが有ったのです。

 

秋になり4回目の運動会。

今年もどんな頑張りを見せてくれるのか

楽しみだった。

体も大きくなって、早生まれのハンデを感じさせなくなってきた。

この日は生憎の雨模様で、体育館での開催。

 

親御さん達はカメラを構えて

我が子の応援をしている。

 

 

そして、駆け足競争が始まった!

初めは予選だ。

何組が走り、いよいよ我が子の登場。

しかも、二人が同じ組で走る、

5人でヨーイ、ドン!!

・・何と!、二人が1位、2位を独占!

 


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親として、何とも嬉しい思いでした。

「良く頑張った!」と心の中で誉め称えた。

 

 

しかし・・次の決勝では・・。

スタートから何かが違う。

差は拡がる一方だ。

二人とも走っていて真剣さが感じられない。

顔の表情で分かる。

「手を抜いている」・・すぐに分かった。

結果は下位独占だった。

一生懸命に頑張った結果ならそれで良い。

しかし、これは・・。

悔しくて涙を流す子もいたのに、ウチの二人はヘラヘラしていた。

 

他の競技やお遊戯は頑張っていたのに・・、

ただ、あの駆け足だけは後味が悪かった。

 

 

 

無事に運動会も終わり家に帰った。

納得いかない僕は、早速訊いてみた。

「今日は頑張ったかな?」

二人とも「うん。頑張ったよ!」

・・「ホントに?」

「頑張ったよね!」と二人で顔を見合わせる。

・・「駆けっこは?」

「えっ!・・頑張ったよ!」

・・「初めは頑張ってたよね?    2回目は?」

すると・・

「みんな速い子ばかりだから・・、」と本気を出さなかった事を認めた。

「だって練習でも一度も勝てない子ばかりだから・・。」

言い訳が始まった。・・笑

あーでもない。こーでもない。と

結局、「勝てないから本気を出さなかった」と

二人揃って言った。

 

僕は明らかに手を抜いた事を叱った。

どんなことでも困難はあるもの。でも成功する人間は皆、それを乗り越えるものだ。

それなのに、相手を見ただけで諦める・・最悪だ。一生懸命に頑張って負けたのなら悔いはない。

 

僕は悔いのないように力を出して、何事にも

立ち向かう事の大切さを教えた。

「負けると諦めるとそれで終わり。無理だと思わずに立ち向かうんだよ」と・・。

 

 

この話が二人の心に届いたのかもしれない。

以降、僕の見ている場所では手を抜いている様子はなくなった。

 

そして、本気モードにスイッチが入ったのか?ますます競争が好きになった。

双子だからいつも二人で競争なのだ。

そして、二人はいつでもライバル。

100マス計算、計算問題、文字練習、逆立ち

等から食べる事まで、何でも競争だ。

 

就学前まではこんな感じだったのです。

抜きつ抜かれつの繰り返し・・。

この競争はどこまで続くのか?

 

                                                        つづく