一人親になると様々な行政サービスが受けられます。
私の場合ですが・・。まず、妻の死亡確認書(死亡診断書)を市役所に提出して除籍の手続きを行います。
すると、遺族年金または児童扶養手当てが受けられるとのこと。(両方はだめです)
まずは、社会保険事務所に行ってみました。
中に入ると・・老人ばかり。
みなさん年金の相談に来ているのです。
ですから、なかなか順番がこない・・。
一時間以上待たされました。😓💦
それで、遺族年金の相談をすると・・
ウチの場合、対象外❌でした。
それは、妻が専業主婦(3号被保険者)期間が長かったからでした。
(その年の4月から、3号被保険者でも受給できるようになったのですが・・。)
市役所に戻り「児童扶養手当」の申請をすることとなりました。
一人親家庭(死別、離婚等の事情での一人親)
が対象。所得制限あり。
遺族年金が受けられなかった事情を説明して
申請書類に記入しました。
年3回の受給(2019年11月から年6回に!)
実際、この手当てにはホントに助かります。
毎年、現況報告をしなければなりませんけど
一人親には心強い手当てですね。
窓口は「こども課」ですが、その後も
「こども課」には大変お世話になるのです。
その一つが、一人親家庭の支援。
週に一度、支援員(民間の方)が自宅に訪問して聞き二時間ほど家事を手伝ってくださるサービスです。ウチも3年間お世話になりました。・・合鍵を渡しておくと、掃除や洗濯、買い物をして頂きました。とても良い人で
子育ての相談にも乗って頂き本当に助かりましたね。しかし、中には合鍵を渡す事に抵抗を感じる人も少なくないでょう。全て、自分のプライバシーを他人に公開してしまうようなものですから。
こんな事がありました。ある日、支援員の方が洗濯物を取り込んでいると、近所のおばさんが「奥さんですか?」と訊いてきたそうです。合鍵でドアを開け、家の中に入り家事をしていれば、そう思われても仕方がないでしょうね。以降、必ず名札を掛けていました。
その頃、僕は製造業で働いていたため
祝祭日も仕事でした・・保育園も当然休み。
そんな日は「児童養護施設」にショートスティです。それも「こども課」が窓口でした。
1日、施設の子供(親のいない子、親の事情で預けられてる子)と一緒に過ごすのです。
・・でも、これには、子供達が嫌がりました。とにかく嫌がって泣く、泣く、泣く。
1日だけの施設での生活が嫌でたまらないらしく、車のドアを泣きながら掴んで離さない。こんなに極端に嫌がった事は今までありませんでした。・・ホントにここに預ける時は辛かったですね。心の中で「ゴメンね、ゴメンね」と何回も謝りながら仕事に向かったものです。・・しかし、子供達にこんな嫌な思いをさせてまで仕事をすることに自分自身、疑問を持ち始めたのでした。
「一人親なんだから当たり前」では子供が可哀想過ぎる。
僕は、お金の為に心を鬼にすることは出来ないと思うようになるのでした。
結局この施設は5回利用しただけでした。
・・その後、近くを通っただけて
子供は不安な気持ちになり嫌がりました。
余程、嫌だったのでしょう
最後に「ファミリーサポート」
一人親家庭の場合、割り引きになりますが
ウチの場合、双子ですので結構な金額になります。ですので長時間は利用出来ませんでした。主に保育園の送りで数回利用しました。
数名の方が担当になるので、子供達との相性もあります。(基本、皆さん良い人ばかりですが・・)
ある日、「○○さん(←サポートのひと)と保育園行くの嫌だぁ」と言い出した。
「パパと行きたい」と言う子供達。
「パパと行くのなら早く起きないとダメだよ」
「うん。起きられる、起きられる」と二人。
「じゃあね、しばらく早起きの練習をしようね」
「毎日、早起きができるようになったらパパが保育園まで送っていくよ!・・約束ねっ!」
すると、子供って出来るんですよ。
時々、起きない朝もあるのですが
「早く起きないとーパパと行けなくなっちゃうぞぉ~」と言えば直ぐに起きます。
そして一ヶ月後には、約束通り再び僕が送って行くことになったのです。
でも、起きないと・・
「○○さん、来るよ!」と言えば直ぐに起きます(笑)、
この日から卒園まで
毎朝、保育園には一番乗りでした。(笑)
しかし、どんなことしても
会社の始業時間には間にあわないのです。
来る日も、来る日も遅刻です。
徐々に肩身の狭い思いがしてくる。
しかも、仕事は待ってはくれない
(社内でその仕事が出来る人材が他にはいなかった!)
納期遅れにならないように懸命に頑張った。
だが、残業でカバーすることも出来ずに
納期に間に合わなくなってしまったのだ、
会社は外注に仕事を回し、負担を軽減してくれたので助かりましたが・・。
ホントは以前のように仕事がしたい。でも
仕事を優先すれば、子供が淋しい思いをする。(それだけは避けたい)
しかし、子供を優先すれば経済的に苦しくなるのは目に見えている。
どうしたら良いのか?
そんな思いが常に頭の中を巡っていた。
更に僕には他にも
大きな問題があったのです。
そう、妻の供養とお墓の問題だ。