シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

子供の自立の芽を摘むな!

最近の親に、

「子育ての目的は?」と訊いて、

直ぐに、「子供の自立」と答えられる人が、どのくらいいるだろうか?

 

 

子育てって、子供を自立させるため。

 

小さなうちから自分の事は自分でやらせ、

お手伝いもしてもらう。

それが、習慣となり、

炊事・洗濯・掃除等の家事を覚える。

「危ない、危ない、」ばかり言って

やらせないと、何も出来ない大人になってしまう。

「危ない」と思ったら見守っていれば良い。

 

先日も、学校の畑で育てた

キャベツを家に持ち帰ってきた。

苗から育て、無農薬で栽培した、

大きくて、立派なキャベツ。

 

子供に訊いてみた。

「栽培して収穫する時が一番楽しかったでしょ?」

すると、予期せぬ答えが・・、

「収穫したのは先生」

刃物を使うから危ないと、先生が収穫したそうだ。

「はぁ〜」ため息・・・駄目じゃん。

先生が収穫したのはキャベツだが、

よく、考えてみると・・・

先生は子供の自立の芽を収穫しちゃっているのだ。

 

最近の学校は・・・、

子供の自立を阻害しているように思える。

学校行事も、

PTA活動も、

育成会も、

大人が決めつけたモノを子供に押し付けているだけだ。

いずれも、表向きは子供達のためと

言っているが、子供達の意見なんて

一つも取り入れていない。

全てが押し付けだ。

 

例えば・・・、

市内の小学校の運動会では、高学年になると

どこでも「ソーラン節」を踊る。

それって、ホントに子供達が望んでいるのか?

何処も同じで能がない。

もしかしたら、子供はヒップホップダンスの方がやりたいのかも知れない。

それとも、ダンスなんて嫌かも知れない。

子供の希望をとって行うべきだ。

(違うものだと、先生も指導出来ないのも有るかも知れませんが・・・だから、毎年同じなのか?)

 

呆れたのは、「6年生を送る会」での、

学年ごとの「送る言葉」のセリフも、

先生が考えたもの、それを割り振って

言わせるだけ。

保育園児じゃないのだから、

自分達で考えさせろ!と思ってしまう。

 

 

PTA主催の行事も同じ、

毎年続けて来た行事だからと、

子供が集まらなくても、

何も変えようとしない。

・・・どうして、子供が集まらないのか?

それは、子供にとって魅力がない(楽しくない)行事だからだ。

要するに、大人の押し付け。

 

先日も、コレが原因で、

会議で喧嘩になった。

「子供の意見を取り入れて改善すべき」と主張したのは自分ひとり。

 

なんだか、嫌になった。

学校も、自分以外のPTAの役員も、

話にならない。情けない。

子供に対する一方的な押し付けは、子供の主体性を鍛える機会を奪ってしまうのだ。

・・・「そんなことも分からないのか?」と、言ってやりたくなる。

それに、親や先生が手を掛けすぎると、

何事でも「人のせい」にする子供になってしまうのではないか?

 

 

以前から、学校には依存も期待もしていない。PTAの役員になるような人は保守的な考えの人間ばかりだ。そんな人間に囲まれている自分が嫌になる。

そして、子供もこんな学校では不幸だ。

 

ある人の言葉を思い出した。

「学校は子供が友達と楽しく過ごす場所。と割り切って考えた方が良い」・・お子さん全員を東大に合格させた佐藤亮子さんの言葉だ。要するに学校に依存した子育てをしないことだ。

 

家庭での自立の為の訓練と学習が重要となる。

 

 

そこで、我が家の子供達の一日を書いてみる。(塾のない時の場合)

 

朝、自分で朝御飯の用意をする。

(目玉焼きを焼いたりする)

食べた後の食器を洗う。

自分で登校までの用意を済ませる。

(その間に、僕は出社する)

 

学校から帰ると、洗濯物を取り込み畳む。

宿題、家庭学習を済ませる。

(その頃、僕は帰宅する)

家庭学習の答え合わせを僕がやり、間違えた問題をやり直す。

夕食の用意の手伝い。

(何でもやらせる事が大切だが、強要はしない)

夕食後は翌日の用意と読書。

 

すると、テレビも見る時間も無くなる。

テレビは、NHKのニュースと天気予報くらいだ。

そして、22時前には床に就いている。

こんな具合だ。

 

 

中には、夜遅くまでゲームをしていて、

朝、起きられない子の話を良く耳にする。

家で、子供に役割を与えればゲームをする時間なんて無くなる筈だ。

そして、ゲームなんて壊してしまえば良い。

ちなみに僕は、某〇〇ゼミのタブレットにゲームが付いていたので、叩き壊しました。(笑)

 

家での過ごし方が、

子供の人生を左右させるだろう。

 

 

それには、つまらないバラエティ番組を観て

喜んでいる親の意識も変えなくてはいけない。子供が大切ならテレビも壊して捨ててしまえば良い。(笑)

 

 

ここまで、いろいろと書きましたが、

別に、僕は子供達を優秀な子に育てあげ、

有名大学に行かせようなんて思っていない。

そんなことは本人達が決めること。

ただ、周囲に流されることなく自分の意見をしっかりと言える人となって欲しいと思っているだけ。(僕のように・・・笑)

 

 



学校や、周囲の大人達が 

子供の自立の芽を摘まないで欲しいものです。

 


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学校に依存はしたくないけど、

出来れば、横浜創英の工藤校長先生のような

先生が、もっと増えますように!

・・・と、子供ではなく僕がお祈りしております。

 

 

※ 工藤校長は麹町中学校時代に

  学校の当たり前(定期テスト・宿題・固 定担任)を廃止した先生です。

生徒の自主性を重んじた学校改革を継続中です。