シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

解放感と寂しさ

年長クラスになると行事もたくさんある。

夏になり納涼祭だ。

お気に入りの浴衣を着て出掛けた。

御神輿を担いだり、盆踊りを踊ったり・・

去年よりも大きくなった我が子の成長を感じたものです。

更に、もっと成長を感じたのは 「お楽しみタイム」。

保護者会の役員さんによる模擬店が並ぶ。

すると・・二人は仲良しの子達と行動して

僕一人、取り残されてしまった(笑)

僕は二人の荷物持ち・・でも、それは子供が成長した証。


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楽しく過ごす事ができました。

 

 

そして数日後には、二人とも楽しみにしている「お泊まり保育」。

楽しみになのは、二人だけではありません。

僕も楽しみだったのです。

 

それは、一夜ではあるが子育てから解放されるからです。

久しぶりの自由な夜を子供と共に、指折り数えていたものです(笑)

 

そして当日。

一週間前からの二人の体調は良好。

朝から張り切ってお弁当をつくり送り出した金曜の朝。

速くも解放感を感じる。

「あ~っ!・・今夜は何処かに行こうかな?」

等とワクワクした気持ちで仕事をしていた。

 

 

時々.SNSで子供達の様子が伝えられる。

みんなと笑顔で過ごしているようだ。


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写真は一日目のお弁当の時間。

朝、僕が作ったお弁当を食べている様子。

 

 

 

夕方となり、直行で家に帰った。

こんな時ぐらい残業したら?と冗談を言う同僚もいましたが、こんな時だから早く帰ってゆっくりしたいものだ。

いつもなら買い物をして、子供達のお迎えだ。晩御飯のメニューを考えないだけでも

凄く楽に感じる。

 

 

「何なんだ!この解放感は!!」(笑)

 

 

「よし!  久しぶりに飲みにでも行くぞ!」と

思った瞬間、お泊まり保育の説明会での先生からの一言を思い出した・・。

 

「発熱等の体調不良時は新潟まで迎えに来て

頂く事もあります」

 

もしもの時?

新潟まで迎えに行く?

もちろん車て行くしかない!

 

 

マズイ・・飲んじゃったら・・行けないぞ!

でも、大丈夫でしょ?

数日前から風邪も引いていないし元気だったから、大丈夫!!

・・いやいや、待てよ。

子供の発熱はいつも急だ!

僕の心の中で、天使と悪魔が戦っていた。

 

 

結局、飲みに行くのは止めた。

いや、行く気が無くなってしまった。

先程までの「解放感」は何処かへ消え去ってしまった・・。

 

 

その日は結局、レンタルDVDを借りてきて

千と千尋の神隠し」を見ていた。

食事はカップラーメンという、実に独身男子のようなメニューだった。

もちろん酒は飲まなかった。

 

いつもはワイワイ騒がしい部屋が静まり返っている。

それが逆に落ち着かない。

なんとも寂しいものだ。

 

一日目最終のSNSで、一人も泣く子を居ないで「おやすみ」しましたと連絡が来た。

 

その文面に安堵して、やっとビールを飲む事にしたのでした。

久しぶりに写真の妻と一緒に飲んだ。

「二人とも大きくなったよ!」と妻に言った。

写真の妻は微笑んでいた。

 

 

「いつもウルサイ子供達だけど、一晩居ないと

こんなに寂しいものだ」。と実験した。

「子供は僕にどつて一番の宝」

初めて親元を離れてのお泊まり保育。

「明日、帰って来たらたくさん誉めてあげよう」と思いながら眠りについた。

 

 

翌日、ニコニコしながら帰って来た。

気のせいか、どの子も少し逞しくなったような感じだ。もちろん二人も。

 

 

家に帰り、たくさん誉める前に・・二人で喧嘩が始まってしまった。

「うるさい!・・静かに出来ないのか!」と

言っていつもの日常に戻ったのでした。

 

やっぱり、子供が居ての自分なんだ。

一晩、子供が居ないだけで・・この寂しさ。

お泊まり保育・・子供にも素晴らしい経験ですが、親にも良い経験になるものです。

 

 

実は、このお泊まり保育。

熱を出してしまった子がいて、その子のお父さんは深夜に新潟までお迎えに行ったそうです。・・・・(飲みに行かなくて正解だったと思った)。

 

 

                                                   つづく