自分で言うのもおかしいけど、
俺は礼儀正しいと思う。
一度でも、会話を交わした人間なら
必ず自分から挨拶をする人間だ。
(それは、人として当たり前なのだが・・)
幼い頃から親には、
「とにかく、人様には挨拶は必ずしなさい」と、煩く言われ育った。
だから、近所の人には必ず自分から挨拶をした。それに、田舎だったので農作業をしている人がいれば、聴こえるように大きな声で
「お疲れ様です」と声を掛けるような子供だった。近所でも、礼儀正しい子供とよく言われたものだった。
しかし、社会に出ると、
挨拶も出来ない馬鹿は山ほどいる。
挨拶しても無視されることも多くなってくる。
「お世話になっております」と言っても
無視をするような、「俺は偉いんだぞー」と、態度で示す馬鹿が多い事に驚いたものだ。そして、どんなに世間では立派な立場の人間でも、心の底から軽蔑したものだった。
最近では、子供の学校の保護者。
挨拶の出来ない人が多い。
何度も顔を合わせ、
会話もしたことがあるのに、
こちらが挨拶をしても無視されることも度々ある。
余程、その時に機嫌が悪いのか?
身長180Cm超えの私が目に映らないのか?
はたまた、私が嫌なのか?(それ、多いと思う・・・笑)
それでも、次に顔を合わせた時に懲りずに
また、挨拶(会釈)をしてしまう自分。
心の中で、
「お前は何をペコペコしている!」と
もう一人の自分に喝を入れられる。
そんなことの繰り返しだ。
そろそろ、自分のペコペコ体質を変えなくては・・・と思うようになってきた。
丁度、そんなことを考えていたら、
絶好の機会が!
それは、「運動会」だ!
よし、今年の運動会は
何があってもこちらからは挨拶はしない!
そんな、大人として・・・どーか?と思われてしまうような固い決心をして学校へ向かった。
学校の門まで来ると
運動会の開会式を待つ子供達と
それを囲むように保護者の姿。
脇目も振らずに
自分の子供達を探す。
・・・直ぐに発見。
今年は長女は青🟦団。
次女は黄🟨団。
軽く手を降って、開会式がよく見える位置に
移動した。
途中、「いるぞ!いるぞ!」
同じ学年の子を持つ保護者。
しかし一切、目は合わせない。
開会式を待っていると、
「おはようございます」と声を掛けられた。
・・・保育園の頃から一緒のお子さんの
お父さんだ。
(本当にこの人は良い人だ。)
少し、話をしていた。
運動会が始まり、子供の活躍する姿を写真に収めていると、「お久しぶりです」やら、
「お世話になっております」とか、声を掛けられる。
そんな人には丁寧に挨拶を返す。結局、常識のある人は挨拶をしてくるものだ。
挨拶を出来ない人は相手にしなければ良いだけ「今まで、自分はなんて小さなことを気にしていたのだろう?」と思えてきた。
そう思うと、急に気分が楽になった。
バカボンのパパじゃないけど、
「これでいいのだ!」だ!!
今回こんなことだが試して、
良かったと思う。
楽に生きるのが大切だ。
とても、良い機会に
自分を試せて良かった。
・・・しかし、子供にスポーツをやらせている親のマナーは最悪だ。
(ウチの子の学校の場合ね!)
やたらとワー、ワー騒いでいるし、
他所の子の名前も呼び捨てだ!
「まぁ、それぐらいしか楽しみが無いのだろう」
俺は子供にスポーツをやらせるのは大変良いことだと思っている。
頑張っている子供達も褒めてやりたい。
しかし、子供のスポーツを子供以上に夢中になり、それをネタに酒を飲むような親は最低だと常に思っている。
一番、嫌いなタイプだ。
まぁ、そんな輩は相手にせずに
子供達を育てて、自らの人生を楽しもうと
思いながら子供よりも一足先に家路に付いた
運動会の日でした。