シングルファザーの子育てブログ

双子の女の子を育てるシングルファザーの奮闘劇。

心の鬼退治?

突然ですが、鬼退治と言えば?

「桃太郎」が頭に浮かぶ人が多いでしょう。

節分の豆まきも鬼退治ですね!

それとも「桃太郎侍」ですか?(ちょっと古いですね!)

 

今の小学生に訊いてみれば、

鬼滅の刃」と答える子供が多いでしょう。

映画も大ヒットしていて凄い人気ですね。

 

僕は、あまりアニメには興味が無くて、どんな鬼退治なのか分からなかったのです。

 

しかし、不思議なことにウチの子供達は知っていたのた。

コミックも読んでいない。

テレビやDVDも視ていない。

・・・どうして知っているのか?

 

どうやら、学校の友達との話の中で知ったらしい。

ある日、自由帳に何かを(竹筒ですね!)咥えている女の子の絵が書いてあった。

「この絵・・何?」と僕は訊いたら、

「ねずこ」

「・・・? ネズミ?」

「違うよー、鬼滅の刃に出てくる炭治郎の妹で鬼なんだよ!」

「キメツノヤイバ?何それ?」

僕はこの時、初めて「鬼滅の刃」を知った。

 

物語は大正時代が舞台。

元々は人間だった鬼が人々を襲う。

鬼を鬼殺隊が、鬼を退治する物語だ。

その主人公が竈門炭治郎。

 

皆さんご存知かも知れませんね!

 

しかし、子供の情報ネットワークには

感心するばかりだ。

家ではコミックも、映像も全く視ていないのに、ここまで知っていた。

この、情報の伝わり方は凄いものだ。

大昔に「口裂け女」の話が全国的に拡まったのを思い出した。

 

しかし、この情報伝達の凄さ

すこし視点を変えて考えてみると、イジメの

ネットワークに繋がるような気もする。

誰かが誰かを、誹謗中傷すればその情報は

凄まじい速さで伝わる。 

 

小3では、スマホを持っている子は少ない。

しかし、これから高学年となり中学生になる頃には多くの子供がスマホを持つだろう。

すると更に情報は加速する。

 

近年のイジメに関する事件を振り返っても 

SNSによる誹謗中傷を苦にした自殺者が目立つ。

 

まるで、イジメをする側の人間は鬼のように思えるのです。

いや、心の中に鬼が住み着いていると言った方が、正しいかも知れない。

 

イジメの問題だけではない。

例えは、配偶者に暴力を振るったり、

無抵抗な小さな子供を虐待する親。

そんな人間の心の中には、きっと鬼が住み着いていると思うのだ。

鬼に心が支配されてしまっているかのようだ。

 

 

ただ、同じ鬼でも酷い鬼ばかりではない。

アニメの話ですが、「鬼滅の刃」でも、ねずこは鬼なのに人間を守っています。

また、「泣いた赤鬼」という話をご存知だろうか?

小学校の国語の教科書にも出ています。

とても心の優しい鬼の話だ。

それに地域によっては、節分の時に

「鬼には内」と言いながら豆を撒くようだ。

 

すぺての鬼が悪ではないようです。

 

 

それに、子育てをする中で「心を鬼にして〇〇した」なんて話をよく聞きますね。

僕にも経験があります。

(以前のブログにも書きましたが)

休日出勤の時に、まだ小さかった子供を

児童養護施設に預けた事がありました。

その時は、とても子供が嫌がり泣いたのです。嫌がる子供を置いて仕事に行くのは、本当に辛かったです。

そんな時、心を鬼にして預けたものです。

 

それに、子供に試練を与える時も、

「心を鬼にして」と言いますね。

親は、時として子供のために鬼にならなければならない時もあるのです。(怖い鬼ではありませんが・・)

 

 

 

そう考えると、誰でも心の中に

鬼が住んでいるようです。

 

心の中の鬼が凶悪な鬼にならぬよう、

時には、自分を見つめる時間を作りたいものですね!


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もしも、悪い鬼がいたならば、

鬼退治です。

 

 

ちなみに、映画を子供達と観てきました。

(僕は2回目)

感動したようです。