東京での勉強会に参加後、家庭学習の方法を改善した。
どの学習でもタイマーを使い時間を計る。
ダラダラと学習していてもいけない。
やる時は時間内に終わす事を目標にさせると
集中力も増して来る。
そんなある日の日曜日。
時間を計って学習をしていると
玄関のチャイムが鳴った。
「ピンポーン!」?
出てみると、近所に住んでいる同級生が2人とその兄弟が3人の計5人。
「遊べませんか?」と訊いてきた。
「今ね、勉強しているから・・」と僕が言うと・・。
「えっ?まだ宿題が終わってないの?」
どうやら勉強=宿題だと思っているようだ。
「いや、宿題じゃないんだよ」と言うと
「ふーん」と言って帰っていった。
やれやれ・・
2人は気になって手を止めていた。
「遊びたい?」と訊くと
「嫌だよ・・」
「じゃあ、気にしないで続けよう!」
すると・・また、ピンポーン!
ドアを開けると、また彼らだ。
「あの~、終わりましたか?」
・・仕方ないので本人達を呼んでみた。
「無理、遊ばないよ!」と莉緒が言うと
「じゃあ、自転車を貸してよ!」と言っている。
ん?・・ここで僕が
「ダメだよ!貸せないよ!」
「えーっ!何で?」
「あのね、もしウチの子の自転車に乗って怪我でもしたら大変でしょ?そんな事になったら君のお母さんやお父さんに怒られてしまうんだよ。だ・か・ら・駄目!」と言ってやったのです。
・・そして、諦めて彼らは帰ったが、
しばらくして、またまたピンポーン!
(何なんだ、いい加減にしてくれ!)
ドアを開けると今度は
「喉が乾いた、何か冷たい物を飲ませて下さい」と言ってきた。
・・これには呆れましたね。
何でウチの子と一緒に遊んでいないのに、
飲み物を出さなきゃいけないの?
あまりの図々しさに驚いた。
しかし、熱中症になってしまっては大変とも思って、大きな紙コップに麦茶を注いで与えた。
「これ、みんなで飲んで」と渡した。
「ありがとうございます」と言って回し飲みしていた。
・・「この子達は口の利き方は立派だ。
挨拶もきちんと出来るんだなぁ」と感心した。
じゃあ、話せば分かるかな?と思い、
「あのね、莉緒と真優はお休みの日は家で勉強したり、家族で過ごすから悪いけど遊べないんだよね・・分かった?」
すると、「はい!分かりました。」
「ご馳走さまでした」と言って帰ってくれたのだが・・。
・・しかし、全然分かっていなかった(笑)
次の週も、その次の週もやってきた。
そして、とうとうウチの2人が
「何度来ても遊ばないよ!」
「無理。もう来るな!」と言ってしまった。
さすがにその後は来なくなりましたが・・。
僕は普段から2人には言っていた。
「学校の子とはなるべく遊ぶな!」とそれに学童も隣の学区に通わせている。
何故なら、関わる時間が長くなるとトラブルが起きるからだ。
また、どこの家の子で親がどんな人だか分からない子供とは絶対に遊ばせない。
これもトラブル防止のためだ。
2人にに訊いたことがある。
「あの子達はどんな子?」
すると・・授業中出歩く、居眠りをしていると言っていた。
・・余計、「遊ばせたくないなぁ」と思った。
でも、ホントにそんなに酷いのだろうか?
それは夏休み前の授業参観でハッキリと分かった。
莉緒のクラス。
授業参観なのに寝てる子。
椅子に横向きで座り前を見ていない子。
その2人がウチへ何度も「遊ぼう!」と来た子供だ。
「酷いなぁ」と呟いた。
でも、この時はこれでも酷くはなかったのです。
2学期になると状況はますます酷くなったのです。正に学級崩壊寸前です。
(この話は後日書きます)
授業参観が終わり学級懇談会。
僕は真優のクラスに参加した。
その時に先日の話をしたのです。
すると・・先生は、
「今度、同じような事が有ったら学校に連絡してください」と言われた。
「何故、学校なんだろう?」
こんなことは親の躾の問題だと思う。
今の時代の学校って?・・とモヤモヤした気分になったのでした。
つづく